ナゼナゼさんからカンガエルさんへ

なぜ？



なにかを考えたり勉強したり研究したりするとき、その根底にあるのは「なぜ？」という問いです。

当然塾で授業を受けている生徒さんたちも、この「なぜ？」という問いにぶつかり、先生たちに質問をしてくれます。



もちろん勉強に対する意欲が嬉しいですし、先生としてその疑問に答えます。





ですが、ただ「なぜ？」と周りの人たちに尋ねるばかりでは、なんでもかんでも教えてもらって解決するだけの、ナゼナゼさんになってしまいます。



もう少し先へ進んで成長するために、その「なぜ？」という問いを自分に尋ねてほしいのです。

なぜ邪馬台国の卑弥呼は魏へ使いを送ったのか？

なぜこの実験をすると見える像は上下左右逆なのか？

なぜこの文章題から回答例のような計算式ができるのか？



「なぜ？」という問いを自分に投げかけたとき、それは自分に「考える」ことを要求します。



この「考える」こそが、殻を破るきっかけになります。

そして自分で考えて理解した知識というのは、そう簡単に忘れられないものです。



特に暗記することだけにとらわれがちな社会の歴史などは、事件が起こったきっかけが、その時代の社会状況に由来することも多いです。



すべてのことに理由があります。

なので理由から考えて、「だから」こうなるんだ、という知識を増やしていきましょう。



そしていつかは、「なぜ自分は勉強するのか？」を考えてみてくださいね。



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