2022.09.29 | お知らせ
メモリーツリー
いきなりですが本日は、とある生徒さんから理科や社会などの、いわゆる暗記科目とよばれている科目の勉強方法を質問されましたので、私が実際にやっていた勉強方法をご紹介させていただきます。
理科や社会の問題で基本となる問題の形は、『日本の初代内閣総理大臣を務め、最期は安重根に暗殺された、1000円札の肖像画にもなった人物は誰か』というような、『〇〇はなにか』を尋ねる一問一答と呼ばれる形式になります。
この一問一答形式を解くための練習は、キーワードで覚えることです。
先ほどの問題だと
「日本の初代内閣総理大臣」
「安重根に暗殺された」
「1000円札の肖像画になった」
これらのキーワードのなかにひとつでも思い当たるものがあれば、『伊藤博文』という答えにたどりつけるわけです。
じゃあそのキーワードをどう覚えるのか?
それはメモリーツリーという作業で身に着けます。
メモリーツリーを作る際にはまず紙を用意します。ノートよりは、やや大きめの真っ白い紙がベストです。
最初に中央に、一番覚えたい言葉を書きます。今回の例だと伊藤博文ですね。
次に、中央の言葉から連想されるものを、矢印を引いた先に書き込みます。
例えば『伊藤博文→総理大臣』 『伊藤博文→1000円札』 『伊藤博文→写真のひげ』
等々。この時に気を付けるのは、社会の言葉だからと言って、社会に関連するものだけにしばられず、連想できるものはなんでも書いていくというところです。
そして次は、矢印を引いた先の言葉から、同じように連想できる言葉をまた矢印の先に続けていく。これを繰り返してどんどん連想していきましょう。
例 『伊藤博文→総理大臣→現在は岸田文雄→第100代内閣総理大臣→歴史的に日本のトップだったもの→幕府→江戸幕府→・・・』
また、ひとつの言葉から進む矢印はいくつあってもよいです。例でいうと、幕府から、江戸幕府、鎌倉幕府、室町幕府など思いつく限り書きましょう。
そしてある程度書き終わったあとに、つながっている単語がどういう関係でつながっているのか?というのを説明出来たら、メモリーツリーの完成です。
ひとつ気をつけてほしいのは、連想ゲームで言葉を書き連ねるときに、夢中になりすぎるとそれだけでかなりの時間を使ってしまいます。なので時間を決めて取り組むのがいいでしょう。
こうして完成したメモリーツリーを部屋に貼っておけば、復習もやりやすいですし、自分はこれだけ頑張った!!という自信にもつながります。
渾身の力作ができたら、塾にもってきてくれると私が喜びます。
ぜひ、メモリーツリーで暗記科目を練習してみてくださいね!!
英才個別学院 六角橋校
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