2021.08.27 | 課外授業
【職につながる学問を 大学受験編②】高卒と大卒、就労の違い
【職につながる学問を 大学受験編②】高卒と大卒、就労の違い
大学進学について考えていきます。
「大学出ないと仕事がないから」
という理由で大学進学を目指す方も多いと思います。
結局将来何をやりたいのかは分からないけど、「なんとなく、高卒よりはいいかな」という感覚が、特に都内だと強いのではないでしょうか。
今回は実際に大卒と高卒で就労の選択がどのくらい違うのかを考えてみましょう。
1、高卒では新卒時に「応募できない」会社がある
2、必要な資格がなければなれない職業がある
上記の点から、やはり大卒の方が選択肢が広がっている現実が伺えます。
1、高卒では新卒時に「応募できない」会社がある
銀行、商社、マスコミなど大企業の「総合職」はほとんどが「大卒(以上)」を対象に募集しています。
高卒ではそもそも就職活動の土俵に立てない場合が多いのです。
また「高卒(以上)」を対象とした仕事には大卒者が受けることが可能です。
逆に「大卒(以上)」対象の仕事に高卒の人が応募することはできません。
2、必要な資格がなければなれない職業がある
医者や薬剤師といった資格を有する仕事の場合、大学での学習と資格試験合格が条件となります。
本来大学は研究機関であると同時に専門知識を学ぶところですから、特定の職業に就く場合はその資格取得のために必要な学問が何なのかを確認しておく必要があります。
もちろん、高卒でも経験を積むことで道が拓けることはあります。
例えば税理士になるためには必ずしも大学に行く必要はありません。
もちろん、働きながら、自分の時間とお金をやりくりしながらの行動となるので、険しい道になります。
高卒でもできる仕事を「どうしてもやりたい」というのなら別ですが、選択肢の幅を広げるという意味では大学進学まで視野に入れたほうがよいかもしれません。