【無知の落とし穴】自分にオリジナリティがあると思った時こそ注意

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【無知の落とし穴】自分にオリジナリティがあると思った時こそ注意

2021.08.28 | 課外授業

【無知の落とし穴】自分にオリジナリティがあると思った時こそ注意

【無知の落とし穴】自分にオリジナリティがあると思った時こそ注意
【無知の落とし穴】自分にオリジナリティがあると思った時こそ注意


勉強が辛くなるときってありますよね。


「なんでこんなことやらなくちゃいけないの~?」
「数学なんて将来使わないでしょ!」


そう思いたくなる気持ちも分かります。


結論から言うと・・・、


「学校の勉強が直接役立つかは仕事にもよる」
「ただし学問的な考え方、知識は役に立つよ」


といったところでしょうか。


直接学校の勉強が役に立つことは、確かに少ないかもしれません。
ピザ屋さんが毎日円周角を意識しながらピザをカットしている訳ありませんよね(笑)。


ただし、膨大な仕事を期限までに終わらせるためのリソースの使い方を考えるときに、無意識のうちに方程式や因数分解の考え方をしているのだなあと感じることはあります。


さらに仕事を人に割り振る立場になったら尚更、頭の使い方は論理的、数学的にならざるを得ません。


映画監督の北野武氏は「映画作りは因数分解だ」とおっしゃっています。


また、「学歴」がなくて成功している人も世の中にはたくさんいますが、「学校歴」である現在の学歴と、「知識量」を混同するとおかしなことになるでしょう。


松下幸之助さんや本田宗一郎さんは大学へ行っていませんが、知識量は並みの日本人を凌駕しているはずです。


10年以上納税額日本一を達成した銀座まるかんの斎藤一人氏は中卒ですが、本や講演の内容から明らかに東大の日本史でさえ高得点を取れるほどの博識さが伺えます。


時代の影響もあり大学へ行けなかった松下氏や本田氏、斎藤氏が独学で身につけた基本知識は、ありがたいことに現在の我々は義務教育、高校、大学で学ぶことができます。
大学生までの間に相当の知識を持って社会に出て行ける現代人は大変有利だと思います。


昨今「イノベーション」という言葉がもてはやされていますが、これからの時代は新しい価値を創造する力が要求されています。


では新しい価値やアイディアを生み出すためにはどうしたらよいでしょうか。


残念ながら、全くゼロから新しいものを作り出すことは難しいでしょう。
これまで流行ったものをいかに知っているか、そして流行ったものの共通点と相違点を見つけ出し、組み換えや掛け合わせで新しい物を作っていく。


こういう力が求められた時に、全く知識がゼロのままでは大変でしょう。


「こんなことを思いついた自分って天才!」


と思ったら要注意です。
既に同じような商品やサービスが世の中に出回っていることを知らない「無知なだけ」の可能性の方が高いかもしれません。


 謙虚に学ぶことって、やはり大切ではないでしょうか。

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