2022.08.07 | 進路
大学受験 就職を見据えて学部を考える 文系編①
学生にとって大学受験は受験勉強の一区切りという方が多いように思います。
高校2年生くらいからこの夏休みにオープンキャンパスに行って大学受験を意識しようという宿題がありますが、学部についてはまだ考えられていない方も多いのではないでしょうか。
そんな方に、やりたいことがないので就職時にいわゆる「潰しが効く」学部に行きたい、という場合について考えていきます。
ちなみに「潰しが効く」とは平たく言うと、「今までやってきたことをやめても他の分野で十分やっていくことができるもの」というニュアンスです。
そう考えると、文系で強いのは法学部法律学科です。
企業で働く以上、どのような仕事でも法律の知識が少なからず必要になります。
交渉事や文章を書く際に法律の知識が求められることもあります。
また社会に出ると文章を書く機会が増えますが、そこで必要なのは社内、社外問わず情緒的な文章ではなく、人に伝わる論理的な文章です。
法解釈的な論理的な思考が備わっていることは大いに役立つでしょう。
なお、法学部の中でも政治学科というものがあります。
こちらは政治学の勉強を行うので、政治の道に興味がある場合以外は興味が持てないかもしれませんので、学科選びでは注意しましょう。
その他に潰しが効くのは経営学部、商学部でしょうか。
会計やマーケティングなど実務に直結した学問を行うので企業からも評価されます。
似たような学部に経済学部がありますが、こちらは「学問」といった感じで、あまり実務的な勉強はしません。
経済学部が一番潰しが効くと思っている方も多いように思いますが 「潰しが効く」という視点だと経営、商のほうがよいかもしれません。
次回、もう少し文系学部を見ていきましょう。