2022.08.10 | 進路
大学受験 就職を見据えて学部を考える 理系編①
理系の学部もいろいろありますが、就職に有利な、いわゆる「潰しが効く」学部は
工学部、特に電気電子といわれています。
機械を動かす心臓部ですのでメーカーの研究職や開発職で重宝されます。
他に土木・建築系は公務員への就職が多い学科です。
公務員と聞くとどうしても区役所などの窓口や官庁で働いている人、というイメージがあるかもしれませんが、まちづくりや防災などを担うのはこの学部で学んだ人たちです。
理学部は研究色が強いので就職というよりは大学に残ったり教員になるという道があったりします
医療系は今後なくなることはないとしても、状況によっては規模の縮小も考えられます。
人口減少はどこの業界にも影響しますし、首都圏には歯科医が密集していますので競争が激しいでしょう。
医者も病気の発見や手術の指示などをAIに頼る事例も増えていますし、薬剤師が行っていた薬の管理や受け渡し等もAIやロボットが一部を行うようになるかもしれません。
そう考えるとAI分野の研究・開発に力を入れたほうが未来を「創る」側に回れるのか・・・、とも考えられますね。
いずれにせよ、「傍(はた)を楽にする」と書いて「はたらく」という言葉があるぐらいですから、顧客や働く人を便利にする技術や道具の研究や開発は今後ますます発展していくでしょう。
進路指導では受験科目のことを考えて「迷ったら理系」とよく言いますが、受験科目だけでなく将来の職業的にもそのようなアドバイスをする方がいいのかもしれませんね。