漢字を書けることが文章力にも影響！

最近、日本漢字能力検定協会と京都大学の研究により漢字の手書き習得が文章力の発達に独自の貢献をすることが明らかになりました。



漢検と文章検の両方を受検した中高生の受検データを解析し、漢字と文章の二つの水準について読み書き能力の関係性を調べる研究です。



研究グループによると漢字能力は読字(読む能力)、書字(書く能力）、意味理解（漢字の意味を理解する能力）の３つからなるそうで、研究の結果から「漢字の手書きに習熟することは、文章作成能力の発達に独自の影響力があり、漢字の意味を理解して読解力を身につけることより文章作成への影響力は大きい」と説明しています。



手書きで書くことよりもスマホやパソコンでの入力の機会の方が多く漢字が書けない人が増えているという話は何年も前から言われ続けていますね。



漢字の手書き能力が言語認知能力に影響を及ぼす可能性があるというのは非常に重要な研究結果だと思います。



興味深い内容ですので漢字なんて書けなくてもスマホやパソコンがあるから大丈夫という考えがある方はぜひ1度この研究内容を詳しく見てみて下さい！