海外の言葉に訳せない日本語

高校入試の英語の英作文の問題では日本の文化や、日本と海外の違いなどを聞いてくる問題がたびたび出てきます。

しかしこのような問題に出会うと意外と何も思いつかないなんてことありませんか？

日本にずっと住んでいるからこそ日本の独特な文化や魅力には気が付きにくいものですよね。

中でも日本にしかないものやことを英作文で伝えるのは非常に難しいことがあります。

今回は海外の言語に訳せない日本語をいくつか紹介します！


①もったいない
この言葉は海外の言葉に訳せない日本語の代表的なものですが、既に「MOTTAINAI」という言葉で2005年頃から世界共通語として広めることが提唱されています。
当初海外の人にはどういう意味なのか伝わらなかった言葉ですが、これを分かりやすく表されたのが「3R+R」です。
小学校からよく習う3R(Reduce(削減),Reuse(再利用),Recycle(再資源化))に「Respect(限りある資源に敬意を払う)」を加えたものをもったいないの概念としています。
日本の古来からの国民性が評価されて共通言語となっているようですね♪

②わびさび
漢字では詫び寂びと書きます。わびさび自体は英訳どころか日本語でも説明するのが難しいという人が大半だと思います。
詫びはもともと思い通りにならないさみしさのようなものを表す言葉でしたがそれが肯定的な意味へ変化し、思い通りにならない状態を受け入れ、積極的に安住しようとする意味をもつようになったとされています。
寂びは時間の経過とともに劣化した様子から古びて味わいがあることや、静けさから落ち着いた美しさが感じられることを意味しています。