生田の個別指導学習塾【英才個別学院 生田校】

こんにちは！英才個別学院　生田校　永井です！

 

　コロナも今は新規感染者も落ち着いてはきましたが、また冬に再流行が予想されています。ワクチンや治療薬の開発を急ぐことは経済的な観点からではなく、感染症が歴史的に人類を最も危機的な状況に陥れているからです。最も多くの人命を失ったのは、戦争や自然災害ではなく、まさに感染症です。貧富・身分の差に関わらず人命を奪う感染症は、歴史をも動かします。

　ネズミなどが宿主とされ中世ヨーロッパで大流行したペストでは、実にヨーロッパ人口の約1/3（3分の1、33％）が命を落とし、流行前の人口に戻るまでに200年の年月を要したとも言われます。（ペスト：皮膚が内出血し紫黒色になるので）当時は科学が未発達であったため、宗教的に天罰と捉えられていたようです。大きな勢力であったカトリック教会は有効な対策を打てず、失権し中世から近代へと歴史は動いていきます。

ペストは皮膚が内出血し紫黒色になるため「黒死病」とも呼ばれます。致命率は非常に高く、治療した場合でも致死率約10%。治療が行われなかった場合には60%から90%に達すると言われます。

感染症や生物兵器を全人類が世界的に抑え込もうとすることも、過去の歴史があるからです。歴史を学ぶこと、知っておくことが教訓として活かされた例ですね。勉強の話で締めますが、興味を持つこと・何かに関連付けることは圧倒的に記憶力を上げます(笑)