【英語】都立入試の傾向と対策　・・・高島先生　　　　　

 

英語

〈問題構成・配点〉

大問1：リスニング【4点×5】

大問2：図や表を含む文章の読解＋テーマ英作文【4点×3＋12点】

大問3：会話文読解【4点×7】

大問4：物語文読解【4点×7】



〈平均点〉

令和4年度　 61. 1点

令和3年度　 54. 1点

令和2年度　 54.7点

平成31年度 54.4点

平成30年度 68.0点


▶難易度や問題傾向は例年変わらず、リスニング1題と長文読解3題、そして英作文となっています。平均点も、50点〜60点台を推移しており大きな変動はありません。受験者の得点分布は、30点台〜80点までバランス良く広がっており、英語の実力が如実に表れる内容と言えるでしょう。ちなみに、リスニングテストの音声は約10分で、試験開始後すぐに流れ始める学校が多いようです。



▶都立入試の英語で何よりも大切なのは、最後まで問題を解き切るスピードです。リスニングに10分程度は費やす必要があるため、残りの40分で大問2〜4を解く必要があります。大問2には12点分の英作文があり、大問3・4は文章も長いため、最後まで解けないまま終わるケースも多いです。大問2に10分、大問3・4に15分ずつを目安として、適切な時間配分でテンポ良く解き進められるように演習していきましょう。



▶文法事項を直接問う問題はありませんが、長文を読む上で文法がわかっていないと正確な読解に支障をきたします。苦手な単元がある人は文法も疎かにせず克服していきましょう。また、英作文では三単現や時制のケアレスミス、単語のスペルミスにも気をつけたいです。 

※ 「東京都中学校英語スピーキングテスト（ESAT-J）」に関しては、別項でお知らせします。