【理科】都立入試の傾向と対策　・・・高島先生　　　　　

理科

〈問題構成・配点〉

大問1：四分野の小問集合【4点×5】

大問2：四分野の小問集合【4点×4】

大問3：地学【4点×4】

大問4：生物【4点×4】

大問5：化学【4点×4】

大問6：物理【4点×4】



〈平均点〉

令和4年度　61.4点

令和3年度　47.8点

令和2年度　53.4点

平成31年度 67. 1点

平成30年度 61.5点



▶特定の分野にかたよることなく、3年間で学習した地学・生物・化学・物理の各分野がバランス良く出題されている。令和2年度以降急激に難化していたが、昨年度の平均点は60点台に戻り、難易度も標準的になりました。配点は4点×25問と、社会と比べると各問題の配点が小さいぶん、問題数が多くなっています。



▶小問集合である大問 1・2を除き、実験や観察を中心に問題が構成されていることが大きな特徴です。膨大な問題文や複数の実験データから、必要な情報を抜き取る能力が求められます。膨大な資料から適切な「要素」を読み取り、自分が知っている知識と変換して設問を処理していくという高度な作業が要求されるため、過去問演習ではどこに着眼するのかを意識してもらいたいです。



▶記述解答式問題や作図問題も毎年2〜3問程度出題されますが、教科書レベルを超えてくることはありません。小問集合で問われる紛らわしい知識はしっかりと整理して覚え、その上で、教科書や参考書に載っている実験や観察などは手順や結果も含めて確認しておこう。