【都立入試のポイント①】都立推薦入試は作文・小論文が決め手！？

現在わかっているポイントを
シリーズでお知らせしていきます。

第１回の本日は、
「都立推薦入試は作文・小論文が決め手！？」です。

【集団討論は来春も中止】
推薦入試( 一般推薦) において例年実施している
集団討論ですが、
感染拡大防止の観点から来春も実施しないことになりました。
( 令和 3 年度以降、3 年連続で実施せず )。

また、文化・スポーツ等特別推薦についても、
出願の基準に
各種大会での実績や資格・検定試験等の
成績に関する内容は含まれず、
「実績等を証明する書類等の写し」の
提出も不要となります。
大会等の実施が制限される状況を踏まえ、
来春も当日の実技検査を重視した方法が
採られるようです。


【 作文・小論文の出来がカギとなる】
推薦入試( 一般推薦) では、
個人面接と集団討論を合わせて
点数化していますが、
令和 3 年度以降は集団討論が中止となっているため、
その配点をやや低くし、
作文・小論文の配点を高くする学校も目立っています。

「調査書点が占める割合は全体の 50％まで」
という制限があり、
調査書点と検査点を
同等に設定する学校が多い中、
検査点の中では作文・小論文の
比重が高まってきています。

また、個人面接だけでは
受験生間で得点差がつきにくいと考えると
作文・小論文の結果が合否に与える影響が
より大きくなっていると言えます。

都立推薦入試をお考えの方は、
面接練習よりも、作文・小論文対策が
配点からみても大切になりそうです。


その他推薦入試についての注意点としては
以下の通りです。

1）専門学科の推薦枠が増加の傾向です。

昨年度の変更としては
①ビジネス科（商業高校）の推薦枠　
第三商業以外　30％　→　40％　
②農業科（農業高校）の推薦枠
農芸・農業高校　30％　→　35％
農産高校　　　　30％　→　40％

令和2年度では、工業に関する学科は
推薦枠が40％と引き上がっています。

今後専門学科の推薦枠については
50％を目標に引き上げる方針
が出されています。

専門学科を志望されている生徒さんは
推薦入試についての情報は
気にかけたほうが良いと言えます。

2）中1・2生男子の生徒さんは少し注意が必要

来年度の話ではありませんが、
都立高校の男女枠の緩和に関しての
最終段階では
「【推薦入試も含めた】男女枠の完全撤廃」
となります。

早ければ
現在の中学2年生以降で適用となる可能性があります。

最終段階の内容が適用されると
推薦入試ではかなり女子の合格者数が増加する
と予想されます。

中学1年生・2年生の
特に男子の生徒さんは
今のうちから
推薦入試に大きく関わる要素となる
「学校の成績」を意識出来るといいですね。



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