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苗字のルーツ!

2024.05.17 | コラム

苗字のルーツ!

苗字のルーツ!
皆さん、歴史は好きですか?

歴史は好きな人は好き、嫌いな人はとことん嫌いだと思います。

そこでそんな社会嫌いの人の為に、少し歴史が面白くなるお話をしたいと思います。


『苗字に「藤」がつく人の先祖は藤原家⁉』


現在、日本で一番多い苗字は佐藤さんです。佐藤さんは全国に約180万人います。

名前に「藤」がつく人は皆さんの周りにも多いのではないでしょうか。

伊藤さん、加藤さん、後藤さんなど、人生で一度はお会いしたことがある名前だと思います。


では、この「藤」のルーツはどこにあるのか?


それは飛鳥時代までさかのぼります。


皆さん、645年「大化の改新」は知っていますか?

中大兄皇子と中臣鎌足が政治の実権を握っていた豪族・蘇我氏を滅ぼし天皇中心の政治体制を行った改革です。

この大化の改新後、中大兄皇子は天智天皇となり、中臣鎌足は天皇から藤原の姓をもらい朝廷での力を強めていきました。


やがて平安時代になると、有名な藤原道長の活躍もあり、朝廷で苗字が藤原さんがとても増えていきました。


しかし、家柄重視のこの時代、活躍できる藤原さんもいれば、

役職に就けずエリートコースから外れてしまう藤原さんもいました。


都でいい役職に就けなかった藤原さんは全国に散らばっていき、

伊勢の藤原さんで「伊藤」、加賀の藤原さんで「加藤」など、

地域と藤原を結び付け独自の姓を名乗るようになっていきました。


これが苗字に「藤」がつく人のルールだと言われています。


しかし、名前に「藤」が入っている人、全員が藤原氏のルールとは限りません。


明治時代、1875年に「平民苗字必称義務令」が発令されました。

これは国民全員、苗字を持ちなさいという法令です。

江戸時代までは苗字を持っているのは、貴族や武士など偉い人や家柄がいい人が苗字を持っており、

一部の庶民以外は苗字を持っていませんでした。


明治になり苗字が義務付けられて、今のような苗字と名前のスタイルが出来上がったのです。


ただ、国民もいきなり苗字を持ちなさいと言われても難しいので、

政府は苗字の例をいくつかあげて国民が苗字に迷わないようにしました。

その中に、佐藤さんや鈴木さん、高橋さんなど現代の苗字ランキングのトップの苗字も入っておりました。


ちなみに、この時は自由に苗字をつけてよかった為、好きな武将の名前からとってくる人や

土地の権力者と同じにしたり、創作で作る人もいたそうです。



いかがだったでしょうか?


身の回りの出来事も歴史的な観点で見ていくと、

より面白くなっていくので、

ぜひ気になったことは調べてみてください!

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