これも本当に多いです。
まず、生徒さんや保護者の方に伺うことは
「何かで夢中になったり、没頭したりすることはありますか?」
これができる人は大丈夫です。
夢中になったり没頭したりしているときの集中力ってすごいですよね?
ここに当てはまるキーワードは「好きなこと、得意なこと、詳しいこと、連続していること」この4つです。
残念ながら、勉強のおいてはこの4つに当てはめることが苦手な人が多いです。
苦手なことを、嫌いなことを、無理やりやらされたら集中なんて無理ですよね。
これを強要すると、どんどん勉強をしない子になっていきます。
「勉強をしなさい」「繰り返しやりなさい」「わからなかったら先生に聞きなさい」
これって結構ハードルが高いんですよね。
この対処方法は、集団の塾じゃなかなかできないところです。
できる子は学校でもできるはずですよね。
では、どうすればいいのか一例を紹介します。
1.好きなことを頑張る
勉強が好きになるのはなかなか難しいです。
だから、「好きなことを頑張る」ということを別の目線で持たせていきます。
・保護者から褒められる
・先生から褒められる
・友達から「すごい」と言われる などなど
以前より少しでも頑張ったところを褒めてあげていますか?
以前と比べた成長を認めてあげていますか?
こういった部分があると、「次も頑張ろう」と思えるようになります。
最大のご褒美は承認です。
2.得意なことを頑張る
出来ないものを強要するのではなく、出来ることをレベルアップさせる頑張りにします。
難しい問題が解けなければ、簡単な問題をミスなく解く方にシフトします。
今の単元が難しければ、前の単元に戻ります。
単語や漢字が覚えきれなければ1回あたりの覚える量を減らします。
得意なこと=自分ができること と変えていくと、どんどん集中力は増していきます。
3.詳しい範囲を作って頑張る
わかる範囲が増えてきたら、解き方ややり方を説明させます。
やり方が分かって、問題が解けるということは、その部分に関しては詳しくなっています。
その段階でほかの所に行ってもいいのですが、この段階を挟むことでより理解を深めます。
わからない所を説明するよりも、生徒さんが分かっている所を説明させる方が、集中力は確実に高くできます。
4.1~3をミックスして連続性を持たせる
わかる⇒できる⇒説明できる となったら、うまく組み合わせて取り組む指示を出していきます。
各パートの時間も少しずつ長くしてもいいと思います。
お家で勉強を見ている保護者の方は、ココが注意のしどころです。
集中力はトレーニングで上げていけます。
このトレーニングは社会に出ても大いに役に立つスキルです。
集中して勉強をさせようとしても、なかなか集中できないので周りで工夫をしてあげると
ゲーム感覚でできる子が多いものです。