2020年小学校の教科書改訂
2021年中学校の教科書改訂
2022年高等学校の教科書改訂
3年続けて教科書改訂が進んでいきます。
これは時代の変化に合わせて約10年ごとに学習指導要領が改訂されている流れからです。
今回の改定では、英語の学習が大幅にプラスされて早くスタートするようになっています。
それ以外にも、データ分析やプログラミングなどの情報処理系の勉強が足されています。
グローバル社会・情報化社会に対応できるような人材を育てていこうという狙いです。
【小学校の改訂】
英語が3年生からスタート。
4年生までは、「聞く」「話す」のコミュニケーション重視の授業が進みます。
5年生になると、正式な教科となり、それに伴い「書く」「読む」を含んだ授業展開する4技能型の授業となっています。
また、プログラミング教育が必修となっています。
ただし、言語を使った学習ではなく、選択肢や操作を組み合わせて目標とする動作を実現させるというものです。
動作に対して重要な問題を分割して、それらを組み合わせて解決していく事を学んでいきまっす。
算数では、データ分析の分野で「平均値、中央値、最頻値、階級」などが、中学校から降りてきています。
【中学校の改訂】
英語の学習が大幅に増えます。
習得しなければいけない単語量が受験期までに2.5倍ほどに増えていきます。
旧課程の高校1年レベルまで踏み込んだ内容まで進んでいきます。
4技能(聞く・話す・書く・読む)のコミュニケーション能力の基礎の養成・育成が目的です。
プログラミング教育は旧課程でもありましたが、新たにネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決が追加されます。学習内容も約2倍となります。
【高校生の改訂】
来年度から実施されますが、科目が大きく変更されます。
国語~国語総合が細分化され、古典ABが統合。現代文の比重が大きくなっていくようです。
地歴~地理が必修となります。ABで別れていたものが、探求と総合の区分に。
公民~現代社会が公共となり、分野が広がります。
数学~数学活用がなくなり、数学Cが復活します。
英語~コミュニケーション英語基礎、英語会話がなくなります。
今までの英語表現ⅠⅡが論理・表現ⅠⅡⅢと変わります。
高校では、「何をやるか」よりも「どのように学ぶか」が重要視されます。
自主的な行動はもちろん、
・主体的にやる
・周りと対話してやる
・理解を深堀する
アクティブラーニングの視点から教育改革をもたらそうとしています。
しっかりとした情報を入手していかないと、子供たちが困ったときに間違ったアドバイスを
してしまう可能性が高まります。
お子様が学校の勉強で困っていたらしっかりと聴いてあげてください。