ふだん、何気なくやっている勉強方法って科学的には効果が得られなかったり、中には逆効果になってしまったりするものがあります。
「この方が集中できるんで~」とそのやり方に拘ることも必要ですが、効率の良い学習をしたければ、科学的に立証されているものを取り入れていく事も大事です。
そんな間違いだらけの勉強方法シリーズ
第10回 ワークや提出物をやる
点数の取れている子と点数の取れていない子の「ワークが終わった」
これって、同じように受け取れますか?
点数が取れない人や点数が上がらない人はこの「ワークをやる」「提出物をやる」という部分の
感覚が違うため、点数に繋がらないということを比較しながらお伝えします。
〇ワークや提出物の意味
ほとんどの学校で、教科書だけじゃなく副教材という形で問題集やワークを使っています。
その狙いに気付いていない人が多いです。
問題集やワークの狙い
1.教科書では足りない問題量を補う
2.どれだけ覚えているかの効果測定にする
どちらも大切な目的です。
この二つの目的を考えると、答えを見て埋めるやり方や、解き直しをしないって狙いに足りないですよね。
1の教科書で足りない問題量を補い、定着をするためには反復が必要です。
わからない問題は質問するなり、解説を読んで対処しないと点数にはつながりません。
点数が取れている人は、ここまでやることを「ワークをやる」と言います。
2のどれだけ覚えているかの効果測定の面では、ただやるだけじゃ伸びが作れません。
間違えた問題を、自力で解き直したり類題を解いて初めてテストにも対応できるようになります。
★ここが重要
効果測定をするときに、
できる人はできる確認を、できない人はできない確認をしてる
毎回提出物の進みで苦労している人は、いきなり解いているのでわからないで苦戦してます。
ワークや提出物を解く前に、習ったことの復習はしていますか?
テストでいい点数を取りたかったら、ワークをテストだと思って取り組むといいです。
テストで点数を上げる為に、ワークや提出物やプリントはやることが目的じゃないんです。
点数を上げる目的のための、手段です。
間違えた問題も自力でできるように繰り返して自分の力に変えていく。
同じ間違いを繰り返さない。
同じパターンの問題を何度もやって鉄板にパターンを作っていく。
こういった積み重ねがテストの点数に繋がっていきます。
まとめ
ワークや提出物は出すことを目的にやらない。テストだと思って取り組む!