みなさんこんにちは!
本日は、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」<解説編part1>についてご紹介していきます!
現在、世界で都市部に暮らしている人口は、約35億人です。
この数は世界の人口の約半分になります。
そして、この数は、2030年には世界の人口の約3分の2、そして2050年には都市部で暮らす人の割合が、
世界全体で約70%までに増加すると予想されています。
そして、過去40年にわたって、住民の避難や移動を余儀なくさせるような自然災害の発生件数が大きく増えています。
都市化で最も懸念されている問題が、災害などによる被害です。
もし多くの人たちが暮らす都市部に、地震や台風の自然災害が襲ったら一体どうなってしまうでしょうか?
また、電気やガス、水道などの私たちが生活する為に欠かせないインフラが途絶えてしまったらどうなってしまうでしょうか?
大都市で災害が起こってしまうと、公共交通機関が停止し、帰宅困難者が出てきて、道路は深夜まで大渋滞になってしまう恐れがあります。
また、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどには商品が十分に届かなくなり、
食糧危機に陥ることで生活困窮者が発生するでしょう。
このように災害時の密集した都市部の混乱は、密集した都市部は計り知れないほどの人命が失われるリスクを抱えており
大きな課題となっています。
なんと、都市部が抱えている問題は、それだけではありません!
人が密集する都市部では、「スラム」(都市の貧しい人びとが住む地域) と呼ばれる犯罪の危険性が
とても高い地域が発生する傾向にあります。
貧富の不平等が犯罪の動機になり、治安が悪化することによって街が汚染されていくことにもなるという、負の連鎖も起こり得ます。
これらの被害を無くし、沢山の人たちが健康で快適に「住み続けるまち」をつくるために
「強靭(レジリエント)」な都市が必要とされています。
ここで言う「住み続けられるまち」とは何でしょうか?
それは男性・女性・トランスジェンダー・子ども・大人・老人・障害者にとって...
各々に置かれている状況や、環境、背景によって大きく異なるかも知れません。
このように年齢も価値観も人によって異なる人々が都市部に集まったときに一人ひとりが安心・安全、
そして快適に暮らせるようになれれば良いですよね。
そのためには住民が互いを受け入れる思いやり精神を持つことや、計画的なまちづくりが大切になります。
そこでSDGsが都市部の問題を改善させるために様々な取組を行っています。
次回<解説編part2>で続きをご覧ください!
それでは次の機会に!さようなら!