男女緩和枠の歴史について

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男女緩和枠の歴史について

2021.10.23 | 

男女緩和枠の歴史について

男女緩和枠の歴史について
【池尻大橋の個別指導塾 英才個別学院池尻校】のブログ

令和4年度入試(現中学3年生)から都立入試の男女別定員が段階的に廃止されることが発表されました。

男子、頑張ろう。

現状、単位制高校やコース制高校ではすでに男女合同定員制ですが、女子の合格者が多い学校が見受けられます。
高校入試は「範囲の広い定期テスト」みたいなものですから、日々の学習習慣やテストへの取り組み等が男子より女子の方がしっかりしている場合が多いため、内申も当日点も女子の方が優れているのかもしれません。
これに関しては、「男子頑張れよ」というしかありません。
点数の高い順に合格を決めることは、ある意味平等ですからね・・・。


ちなみに、男女別定員制が撤廃された大阪府立の高校を取材したところ、女子比率が65%になった学校もあるものの、府立高全体の女子の割合は制度移行前に比べ2%増えた程度で、難関高校は男子の比率が多くなったと報道(毎日新聞)されています。

さて、ではなぜこのような男女別定員があったのでしょうか。
今回段階的な廃止に至ったのは「合格基準に差があるのは性差別だ」という声が高まったこともあるのですが、男女別定員はもともと女子の進学率を上げるための「女子救済プラン」という側面があったのです。

制度が開始されたのは1950年度から。
戦後になって男女平等の教育が実施されることになります。
しかし戦前の女子教育は限定的で、学習内容も男子と異なっていました。
そのため当時は女子の学力水準では高校進学が難しかったのです。
そこで男女で別の枠を設けて募集するようにしました。
これが、もともとは女子の教育を保障するための救済プランだった、という側面です。
今ジェンダー論などで議論されている、いわゆるクオータ制(quota systemです。4学期制のquarterとは別)みたいなものでしょうか。
時代が下り、男女平等に教育機会が与えられるようになり、制度的に見直す必要が出てきたのかもしれません。
事実、公立高校で男女別定員制を現在まで行っているのは東京都だけでした。

このような問題は、賛成派も反対派も、感情的な議論は避け、制度の成り立ちとその時代背景を知り、現代を見つめて変えるべきものを変えていく冷静な議論をしてほしいと思います。
いずれにせよ私たち学習塾の人間は、決まった入試制度に対応できるよう備えるだけです。
そして、塾生には常に伝えていることですが、教育や入試の「制度」の変更の度に我々は常に「学びの本質」に戻りましょう。
「教育」は絶対的なものでも高尚なものでもない、政治と経済が変われば扱う内容も入試制度も変わるもの。
こういった変化に惑わされてはいけません。
生きていくうえで必要となる知識、思考、自己管理を身に付けるために勉強しているはずです。


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