室長の古川です
「〇〇(例:中2)だったら何時間ぐらい勉強すれば良いですかね?」
日頃の面談やお問合せでよく聞かれる質問です。
初見の人にはいつもシンプルに答えます。
「人によります」
「目標」が決まって「必要な総量」が決まります
「必要な総量」を「個人の理解度」「基礎技能」「期限」で割って、初めて時間の目安がでます。
なので「いつまでに」「どれくらい出来るように」なるか目標を決めた上で
「本人の理解度」を把握し、やっとこれくらい…と言えます。
「火山/地震分野を出来るようになるのに、何時間ぐらい勉強すれば・・・」
「平方根を・・・」と言うような質問であれば、目安はお答えできますが
「一日何時間ぐらい」という質問には
「人によります」「出来るようになるまでやってください」とお答えしています。
「勉強量」=「習得した量」≠「勉強時間」≠「机に向かっている時間」です。
解答のある学力テストでは成績は勉強の総量で決まります、勉強時間ではないです
点数を取る子は例外なく勉強の総量(質×量)が多い、それだけの話です。
総量とは走った距離、質は乗り物の種類、量は乗った時間で考えるとわかりやすいです。
自転車で10時間、車で5時間、徒歩で5時間、新幹線で2時間
一番遠くまで行けた人が一番点数が良いと考えてもらえればOKです。
そして同じ生徒でも教科や分野によって新幹線にもなれば徒歩にもなります
さらに5時間にみえても休み休みで実質は2時間しか走っていない子もいます
小学校低学年は、みんな徒歩です
小学校高学年には、自転車に乗りはじめます、一部は徒歩のままです
中学校に入ると、車と自転車と徒歩が混じってきます
大学受験の頃には、ロケットと徒歩ぐらいの差になります
学年が進むにつれて、乗り物が分かれてきます
徒歩のままでは、どれだけ勉強時間をかけても車には追いつけません、自転車についていくのも大変です
小学校時点では点数が良かったのに中学で伸びない・・・というご相談もありますが
小学生は乗り物の種類が少ないので、勉強時間=成績 になりやすいというだけです。
共通体験として感じているので勉強時間=成績すなわち「いっぱい勉強しなさい!!」になるのではと思います
なるほど・・・乗り物(勉強の質)を良くしないと時間かけても伸びが少ないんだな
ところが、そんな単純な問題でもないのです・・・
というところで、次回に続きたいと思います