「読書」は必要か？

近年、中学入試の「論説文」で頻出しているのが稲垣栄洋氏の著作です。

植物や昆虫に関する知識から、「死とは何か」「生きるとは何か」という結論につながって、科学的な話でありつつ、哲学的でもある。「国私立中学入試の国語で最もよく出題された作者」で3年連続1位だそうです。

お母様たちから、夏期の面談の際に「読書って必要ですよね？うちの子は動画やゲームばかりで、本を1冊も読もうとしないんです」というご相談を受けます。

動画やゲームは、開始するとすぐにストーリーが展開して、緊張感やスピード感に包まれたまま結末に向かっていく。

それに対して読書は、本を選んだり、導入部分や登場人物を理解しながら、場面を想像したり、漢字の意味を調べたり、読み間違ってもう一度戻ったり、一日で読み終わらなかったり、とにかく「非効率」で「コスパ」が悪い印象です。

・・・考えるほどに、読書は「思考そのもの」なんだと気付いてきますね。

そして、いまのエンタメが、どれだけ生徒たちの「じっくりと考える時間」の対極にあるか、気付かされます。（私もエンタメそのものは好きなのですが）

この夏、私は生徒たちに、稲垣さんの本を薦めたいと考えています。さて、彼らは読書の意味や、面白さに気付いてくれるかな？

*****英才個別学院 戸越銀座校　概要*****

【授業時間】

①17時00分～18時25分

②18時30分～19時55分

③20時00分～21時25分

【対象】

小学生・中学生・高校生・既卒生

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