2021.01.15 | お知らせ
読解力とは②
こんにちは!英才個別学院十日市場校です
本日もブログをご覧いただきありがとうございます
本日も読解問題についてお話していきたいと思います。
前回のブログでは、論説文には筆者の意見以外も含まれている
といったお話をしました。
詳しくは前回の記事をご覧ください(^.^)
理屈をつらつらと説明していくのも良いですが
今回は実際に自分で書いてみましょう。
書く側の視点を知るのも、読解の助けになります。
例)学内の掃除を生徒にさせるべきか、清掃員を雇うべきか
清掃員を雇うべき という立場として、実際に論説文を組み立ててみましょう。
雇うべきだ!便利!楽!で完結しては感想文ですね
この意見に客観性を持たせるにはどうすれば良いでしょうか?
①具体例や経験を加える
②予想される反対意見を加える(譲歩)
この2要素を練りこんだ文を作ってみましょう
具体例1) 清掃員を雇うことにより
幅広い年代層に向けて雇用の機会を増やすことが出来る。
譲歩例2) 雇うからには給与を払う必要がでる。
学生にはその必要がないため、彼らに行わせた方が良いという意見もあるだろう。
しかし生徒が行うと適当になることが多く、あまり清掃の意味がない。
それに対し雇用されている人は給与が発生するため、まじめに取り組む
そのため学内がより一層衛生的に保たれる
(色々と不足な部分があったらすみません…)
どうでしょうか?色々と話してしまいましたが
論説文には、筆者の意見以外も書く必要がある!という事は
伝わったでしょうか?
従って読解する際には、筆者の意見以外である部分を
区別して読まねばなりません。
前述した例の「給料払わないといけないから生徒に掃除させるべき」は
あくまで予想される反対意見を述べているだけであり、
筆者自身の意見ではありません。
模試の解き直しや過去問演習の際、是非文章を
「筆者の意見の部分」と「そうでない部分」に分けてみてください!
そうすると、普段の演習中自然と区別できるようになります(^.^)
長くなりましたが本日はこの辺で!
受験生の皆さん、明日は共通テスト頑張ってください(^.^)