2021.08.24 | ブログ
英単語が覚えられる魔法のステップ(1)
皆さま、こんにちは!!
英才個別学院 志村坂上校の教室長、笹山です(^^)/
今週のテーマは、英単語が覚えられる魔法のステップです!!
前回は漢字の覚え方について、一例をご紹介しました。
今回は英単語の覚え方について、お話ししたいのですが、その前に、暗記ととても密接な繋がりのある、忘却曲線という人間の記憶のしくみについてご紹介します。
学習指導要領が変わり、小学生も低学年から英語に触れる機会が多くなります。
中学生と高校生は言うまでもなく、英単語の暗記は英語のテストの点数や模試の結果をあげる上で重要になってきます。
お子さまは英単語を覚える時に、どのように覚えていらっしゃいますか?
とにかく書いて覚える、見て覚える、など、やり方は様々だと思います。
しかし、中々覚えられなかったり、ただ書いただけ、見ただけになりがちだと思います。
英単語において大事なのは、「反復すること」です。
ここで間違えていけないのは、同じ単語を繰り返しやり続けることにより、
他の単語を繰り返さない!ということです。
たとえば、
テスト前、50個の単語を覚えようとして、10個ずつ、毎日完璧にする練習をしたとします。
1日目の単語を再度練習するのは、5日後ということになります。
覚えていることは出来るでしょうか?
そうです。時間の経過、これが、覚えられない原因なんです。
ではどうすればいいか。以下の二つの実験から、
最近の教育業界では、「量をもって反復する」方法が有力です。
①エビングハウスの忘却曲線と呼ばれる実験では、
人は「24時間で覚えたことの約70%」を忘れてしまったそうです。
そう、人間は忘れる生き物です。
忘れることを念頭に勉強しなくてはいけません。
cf.エビングハウス 「記憶 実験心理学への貢献」
②エビングハウスの実験を基にウォータールー大学が行った実験では、
1日後に10分間復習を行ったところ、記憶が100%に戻ったのです。
それ以降は、短い時間、5分、2.3分でも100%に戻るようになったということ。
cf.https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting
この二つの実験から、
英単語50個を覚えるには、50個を毎日やる方がいいということが分かります。
忘れる前に反復することが重要です。1回、100%記憶するよりも、5回50%記憶した方が記憶量は多いのです。
50個一気に覚えるなんて無理だ―と思っても、毎日続けてみると不思議と出来るようになります。
大学受験生の最近の有力な単語を覚える方法は、
単語帳を100個や200個ずつを短期間で「周回」する方法です。
合う合わないは、一人一人違いますが、だまされたと思って継続してみてください。
きっと自然と単語が入っていくはずです。不思議と。
筆者も不思議と入ってきて驚いた経験があります。
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