～プロが考える～ 今年の都立高校入試対策【国語編】

こんにちは！梶原校サポートの柳田です。

7月からシリーズでお送りしている都立高校入試対策の最終回、国語編です！前回はコチラ

都立高校を受験しようとしている受験生にとって、

今年の受験はある意味情報戦ではないでしょうか?

学習すべき時間を奪われ、急いでそれを埋めようと学校の予定が変更されています。

また、日程は変更されていないものの範囲が狭まることが発表されています。

中学校３年生の皆さんと、保護者の皆様が不安にならないように受験対策を科目ごとにブログで上げていきます。

【都立高校対策：国語編】

国語の入試対策は大きく分けて3つに分かれます。

１．漢字　20点分　➡　20点を狙います

２．作文　10点分　➡　8～10点を狙います

３．読解　70点分　➡　間違いは２個まで　60点を狙います。

 

特徴的なこととして

１．読解には記述の問題がなくなった（4択の問題ばかりです）

２．知識を問われる問題が出ない（文法問題が独立して出ない）

３．特別に古文の知識を必要としない

 

そして、平均点が

H30　65.9点

H31　71.0点

R1　 81.1点

昨年度の受験では、公立高校入試問題で類を見ない平均点80点を超える結果になっています。

普通に考えれば、来年度は難しくなっていきますよね。

 

それでは、国語の勉強をどういう風にしていけばよいのか?

 

①漢字の練習

今年の入試では、3年生の範囲の漢字が出されないという事なので、、、

STEP1　2年生までの漢字は、今のうちにすべて覚えておきましょう。

STEP2　3年生で習う漢字も、夏のうちにすべて押さえておきましょう。

STEP3　漢検4級➡3級➡準2級とレベルアップさせながら、扱える漢字の量を増やしましょう。

STEP4　今日から受験までに、書けなかった・読めなかった漢字はノートにまとめていきましょう。

 

試験に出ないからいらないのでは！？と思う人もいるかもしれません。

だから、理由をお伝えします。

STEP1　これは入試に出ます。絶対にこぼさないでください。20点取ります。

STEP2　これは定期テストで問われます。絶対にこぼしたくない部分です。内申点に影響が出ます。

STEP3　これは、併願を取るときに漢検が役に立ちます。

STEP4　これは常に漢字で困らないように反復して知識の定着を狙います。

漢字のまとめとして

漢字の問題は出ないと言っていますが、文章中に出てくる可能性はあります。

都立高校では出ないと言っているが、私立高校では当たり前に出てきます。

作文を書くときに、文相応の漢字が使えないと表現力が高まりません。

これを誰かに頼るようなら上位校に向けた学習は厳しいと思ってください。自力でやり切る！

②作文の練習

最終的に5分から7分で200字の作文を書けるようにしていきます。

「作文は得意なので大丈夫です」

「作文は結構書けるので心配ないです」

こう思う人は、まずは書いてみましょう。（過去問を参照にしてください）

そして、模範解答と見比べたり先生に添削してもらってください。

練習なしに、模擬試験を受けた生徒さんは7割がた0点～4点になります。

作文がうまく書けない人って、読解が苦手な人が多いです。

 

高得点を安定して取るためには、何度も書き直して自分の型を作ることをお勧めします。

下手な書き方は、何回書いても上達しません。

夏休みの間に対策は終わらせるつもりでたくさん書いていきましょう。

 

③読解問題の扱い

模擬試験で安定して80点以上を取り続けられる人は、そのままたくさんの問題を解いてください。

都立だけじゃなく、私立の入試問題も解いていくといいです。

場合によっては、自校作成高校の問題を解いていくのもいいと思います。

 

ちょっと届かない人は、4択に甘えることなく選択していくやり方をお勧めします。

　・記述式の問題集を進めていく

　・選択肢で消去法で解いていく

この二つを連動させると、都立高校の入試問題では高得点を取っていけます。

 

1つだけ具体的な例を挙げると

選択肢の2つは明らかに違う、残りの2つはどちらも正しそう、こういう問題は正答率が下がります。

迷った2つはどう判別をすればいいのか!?

正解の選択肢は、必ず本文の言い換えの言葉が入っています。（抽象化されている）

不正解の選択肢は、一見正しいようなことが書いてあるが、本文の内容に触れていない。

この選び方を、授業中に講師よりレクチャーしてもらい実践していきます。

続きは授業でやります。

 

最後に

都立の国語は選択問題が多いので、高得点化になりやすいです。

また、わからなくても答えられるので、紛れが起きる科目です。

しっかりと根拠をもって答える練習をしていきましょう。

 

国語は入試で最初の科目です。

スタートがよければその後に流れに乗れます。

一番個人で勉強しにくい科目です。

目的を持って取り組むようにしてください。

 

   

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