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2025.07.22 ｜ 小・中・高 全学年向け
夏休みの過ごし方 ～YouTube・TikTokについて～
いつもご覧いただきありがとうございます。
英才個別学院 こどもの国校 室長の西田です。
夏休みの過ごし方についての第2弾ということで、今回はYouTubeやTikTokなどの動画視聴について触れていきたいと思います。
今の子供たちの多くがYouTubeなどの動画を観る機会が多く、面談時に保護者の方からも「家では暇さえあればずっとYouTubeを観ている」といった声を聞くことも多くございます。
時間への意識という観点において、YouTubeはだいたい5分～20分で1つの動画のため、1回の視聴であれば、勉強などの息抜き程度で問題ないのですが、視聴した動画に対して関連動画として観た人が好きそうな動画が紹介されるため、元々予定になかった動画まで観てしまい、気が付くと数時間も観ていたということが多いようです。
そしてYouTubeよりも危険度が高いのがTikTokです。TikTokはだいたい15～30秒ほどのショート動画なので、さらに気軽に視聴することができます。
だからこそなのか、実は今の子供たちにとって、YouTubeよりもTikTokの方が視聴時間が長いという調査結果があります。
時間が短い分、余計にあと1つだけとそのままズルズルと時間を費やしている可能背が高いのです。これがテレビであれば、観たい番組の前後などに勉強時間を確保したり、録画などをしても録った分の視聴が終わればそれで終了となりますが、YouTubeは見ようと思えば次から次へと観られるので、どちらかといえばゲームをずっとやっているのと同じ状態です。
一度始めると終わるタイミングが難しいのに、観始めるのはいつでも観られるのです。
こういう観点でみると、やはり時間の管理や物事の優先順位がたてられないお子様には、あまりオススメできる夏休みの過ごし方ではありません。
しかし、“百聞は一見に如かず”という言葉があるように、本や教科書で見たり、誰かに説明されたりするよりも動画を観るだけで一発で理解できるという、動画によっては非常に勉強になったり、興味のあることは学校レベル以上に詳しく簡単に知ることもできたりするというメリットは見逃せないところです。
単に楽しいことがメインの動画からも新たに知ることのできる知識があったりすることもあるので、本当に時間の使い方にだけ気をつけて頂ければ、知識の幅がどんどんと広がっていくので積極的に興味のあることは視てほしいなと思います。
最後に、動画には学校の勉強に役立つ動画などもありますが、こういった動画を観て勉強している方、動画を観て“分かった”となっている状態で勉強した気になっている方は、その後必ず演習をして自力で“解ける”という状態になっているか確認をしてください。
私も常に子供たちに言っていますが、“分かっても解けるとは限らない”、“解けるようにならないとテストでは点数がとれない”ということは忘れないでください。
