テレビドラマ「二月の勝者」が放送されてなにかと話題の中学校受験。
東京都だと2/1からが多いのですが、1月からスタートしているところもあります。
6年生は受験までの残り少ない時間を最後まで諦めずに取り組みましょう。
本日からは複数回に渡って中学受験に向けてのポイントをお伝えします。
特に今回は中学受験を考えているお子さんをお持ちの保護者の方にご覧いただきたい内容です。
大学受験や高校受験と同様に中学受験にも基準とされる偏差値があります。
6年生になると毎月のように模試があり、その結果を基に受験校を考えていきます。
今回はその模試の解き直しに関してのお話です。
模試はどうしても判定や点数にばかり目が行ってしまいます。
ですがそれは非常にもったいないことだと思ってください。
模試は自分の弱点を知るツールでありこれからの勉強に役立てるために使います。
まず帳票を確認します。
近年の模試は自分の回答の正誤だけでなく、必ずその問題の正答率が記載されています。
その中で正答率の高い問題は自分もできているかどうかを見ておかなければなりません。
例として、偏差値50の学校を目指すのであれば正答率50%以上の問題を、
偏差値60以上を目指すのであれば正答率25%以上の問題を解き直しするようにしてください。
その問題が出来ているかどうかが合否を分けます。
分からなければ解説を見たり、塾で質問するようにしましょう。
今回注意してほしい点は、解き直しは全ての問題をやらなくてもいいということです。
もっと言うと入試も全問解かなければいけないわけではないということです。
入試には必ず合格最低点があり、その点数を越えていれば合格します。
ですから超難問に時間をかけるよりも取るべき問題でしっかり正答すればいいのです。
模試を活用して無駄な勉強を極力減らし、合格に向けて頑張りましょう。
次回以降は各教科のポイントについてお話していきます。