毎年、このGW中は、受験期のままリセットできていない自分の頭の中を整理することに時間を充てております。
人ごみの中で疲れてしまう性分のため、特に出かけることはありません。
本を読んだり、映画を見たり、読書をして過ごしました。
その中でブラッドピットさんの映画を全部見直してみたので、一部をここで紹介したいと思います。
『勉強とは、自分の人生を
“ちゃんと生きようと思える
もの”にするトレーニング』
みなさんは、映画「ジョー・ブラックをよろしく」をご存じでしょうか。
“死神”が人間の姿を借りて現れ、人間の世界を知っていく物語です。
一見すると恋愛映画のように見えますが、この作品には、「人がどう生きるか」という本質的なテーマが流れています。
私はこの映画を観るたびに、「教育とは何なのか」を考えさせられます。
塾という場所にいると、どうしても点数や偏差値、合格実績という結果が目に入ります。
もちろん、それらはとても大切です。
特に受験の世界では、
数字が人生の選択肢を左右する場面も少なくありません。
しかし、教育の価値は本当にそれだけなのでしょうか。
「ジョー・ブラックをよろしく」の中で、“死”そのものであるジョーは、
人間の感情を少しずつ知っていきます。
嬉しい。悔しい。誰か(何か)を好きになる。
失うことが怖い。
限りがあるからこそ、人は真剣に生きる。
だからこそ、人との時間に価値が生まれる。
勉強も同じだと思うのです。
ただ問題を解けるようにするだけなら、
AIや映像授業だけでも、ある程度は成立する時代です。
ですが、
「なぜ頑張るのか」
「失敗した時にどう立ち上がるか」
「自分はどんな人間になりたいのか」
は、人と人との関わりの中でこそ育まれます。
塾で働いていると、
生徒たちの“弱さ”に触れる瞬間がたくさんあります。
勉強から逃げたくなる子。
頑張っているのに結果が出ず、
自信をなくしている子。
周囲と比べて、自分には価値や能力がないと思ってしまう子。
ですが、本当に大切なのは、
「できなかった経験がないこと」
ではなく、
「できない自分と向き合った経験」
なのだと思います。
人は、努力や苦しみの中でしか育たない部分があります。
だからこそ教育者は、ただ答えを教える存在ではなく、
“その子が自分自身を諦めないよう支える存在”
でなければならないのだと思います。
映画の終盤、ジョーは人間として生きる中で、
“永遠ではないからこそ人生は美しい”
ということを理解していきます。
子どもたちの学生生活も、永遠ではありません。
部活に本気で打ち込める時間。
友達と笑い合える時間。
悔しくて泣く時間。
受験に向けて必死に努力する時間。
そのどれもが、
後から振り返ると人生を形作る大切な瞬間になります。
教育とは、単に知識を与えることではなく、
「人生を真剣に生きる力」
を育てること。
私たちは、そう考えています。
点数が上がることも大切。
志望校に合格することも大切。
でも、その過程で、
「自分は頑張れる人間なんだ」
「失敗しても立ち上がれる」
「支えてくれる人がいる」
そう思える経験こそ、
人生に残る財産なのではないでしょうか。
映画を観終わったあと、
不思議と“もっとちゃんと生きよう”と思わされる作品があります。
「ジョー・ブラックをよろしく」は、
まさにそんな映画でした。
そして教育もまた、 誰かの人生を
“ちゃんと生きようと思えるもの”
にする仕事なのかもしれません。 お問い合わせはこちら
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