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【新中3 保護者向け】新中3の4月 今からでも間に合う

【新中3 保護者向け】新中3の4月 今からでも間に合う

コラム2026.04.21

新中3 保護者向け

春休みを逃した新中3、
4月からでも都立高校受験は間に合うのか

「周りはもう塾に通っている」「春休みを無駄にしてしまった」――そう感じている保護者の方へ。冷静な現状分析と、4月からの具体ステップをお伝えします。
執筆:英才個別学院 本部 栫(かこい)2026年4月更新
「春休み、結局どこにも通わずに終わってしまった」「新学期が始まってしまったけれど、今からでも間に合うのだろうか」――始業式の前夜、スマートフォンを片手にそう検索された保護者の方に向けて、この記事を書いています。
結論から申し上げると、新中3の4月から受験勉強を始めても、都立高校入試には十分間に合います。ただし、「何となく」ではなく、残り約10か月を逆算した戦略的な動き方が必要です。


INDEX / 目次
01
4月スタートでも間に合う理由 ― 入試日程から逆算する
02
いつから何をやるか ― 4月〜入試までの学習ロードマップ
03
部活と両立できる通塾頻度 ― 週4部活の現実的なプラン
04
中3の塾費用の相場と、月4万円以内に抑えるコツ
05
「本人が嫌がったら続かない」を乗り越える保護者の関わり方

4月スタートでも間に合う理由 ― 入試日程から逆算する

「春休みに塾に通えなかった」という罪悪感から、焦りを感じていらっしゃるかもしれません。しかし、入試までの残り時間を冷静に数えると、まだ十分な猶予があります。

2026年度都立高校入試の日程

東京都教育委員会が公表している2026年度(令和8年度)の都立高校入試日程は次のとおりです。

区分実施日発表日
推薦入試2027年1月26日(火)・27日(水)2026年2月2日(火)
一般入試(学力検査)2027年2月21日(日)2027年3月2日(火)
二次募集2027年3月10日(水)2027年3月13日(土)

4月下旬から数えて、一般入試本番まで約10か月。夏休み、秋の模試、冬の直前期をすべて活用できる期間が残されています。

「周りはもう始めている」の実態

民間の塾選びサイト「塾選」が行った調査では、中3から通塾を始めた生徒のうち、最も多い入塾時期は中3の4月でした。つまり「新中3の4月に塾を検討し始める」のは、決して出遅れではなく、むしろ最も標準的なタイミングです。

春休み中に動けなかったご家庭でも、4月〜5月のうちに体制を整えれば、夏休み前までに学習リズムを作ることができます。「遅い」かどうかの分かれ目は、実は6〜7月。部活引退後のペース変更時に準備が間に合っているかどうかが、最初の分岐点です。

4月スタートの最大のメリット

都立高校の一般入試は、学力検査700点と調査書点300点、スピーキングテスト(ESAT-J)20点の合計1,020点満点で判定されます。このうち調査書点は、中3の2学期(11月末〜12月)の成績がほぼすべて。中1・中2の成績は、都立一般入試では直接使われません。

つまり、4月からの授業態度・提出物・定期テスト対策が、そのまま2学期の内申に積み上がります。今からの行動が、そのまま入試本番の300点に直結する――これが、4月スタートが合理的と言える最大の理由です。

いつから何をやるか ― 4月〜入試までの学習ロードマップ

「今から始めて何をやるべきか」を、月ごとの目安に落とし込みました。これは多くの進学塾で採用されている、標準的な年間カリキュラムの流れです。

時期やること
4〜6月中1・中2の総復習(特に英語・数学の基礎)/1学期中間・期末で内申を確保
7〜8月夏期講習で弱点補強/部活引退後は学習時間を平日2〜3時間に/V模擬・Wもぎを受験
9〜10月中3範囲の応用問題に着手/志望校を仮決定/2学期中間で内申確保
11〜12月2学期期末で内申確定/三者面談で併願校を決定/過去問演習スタート
1〜2月推薦入試(1/26-27)/一般入試直前対策/過去問の年度を増やす

見落とされがちな「副教科の評定」

都立高校入試で調査書点を計算する際、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定は2倍で加算されます。主要5教科の5段階評定をそのまま足し、実技4教科の合計を2倍にして、満点は65点。これを300点満点に換算する仕組みです。

具体例:実技4教科のうち1つを「3→4」に上げると、換算内申で2点増えます。300点満点では約9点分。これは学力検査(700点)で9点取るよりも、はるかに再現性の高い得点源です。提出物・授業態度・副教科の定期テスト対策は、4月からの定番の投資先になります。

1日の学習時間の目安

atama+が中3生向けに集計したデータでは、1学期の平日学習時間の中央値は1〜2時間、夏休みで2〜3時間、2学期以降は2〜3時間が標準です。上位校を狙う生徒は夏休みに3〜4時間、直前期に5〜8時間まで増やしていきます。

4月の時点では、まず平日1時間の学習習慣を作ることを最優先に考えてください。一気に3時間やろうとして三日坊主になるより、毎日1時間を8か月続けるほうが、結果的に学力は積み上がります。

部活と両立できる通塾頻度 ― 週4部活の現実的なプラン

サッカー部や吹奏楽部など、週4回以上の練習がある部活動をしている生徒の場合、「通塾の時間を確保できるのか」は大きな不安材料です。結論を先にお伝えすると、週1〜2回の個別指導であれば、部活を続けながらでも十分に両立できます

部活引退までの「つなぎの期間」の考え方

中3の部活引退は、多くの運動部で6月〜7月の最終大会まで。吹奏楽部などは夏のコンクールまで続くケースもあります。この引退までの期間は、「受験勉強に全力投球できない時期」ではなく、学習リズムを作る準備期間として位置づけるのが現実的です。

4〜6月(部活あり):週1〜2回の塾通いで、英語・数学の基礎固めに集中。部活後でも通える19時以降の授業枠を確保する。
7〜8月(引退後〜夏期講習):週2〜3回に増やし、夏期講習で中1・中2範囲の総復習を完了させる。
9月以降:週2〜3回を維持しつつ、応用演習と過去問に段階的に移行する。

個別指導が部活生に向いている理由

集団塾の場合、欠席した授業の振替ができず、部活の大会や練習試合と重なると「置いていかれる」状態になりがちです。一方、個別指導塾は振替制度があり、生徒一人ひとりのペースに合わせて進められるため、部活動の予定変更にも柔軟に対応できます。

また、学習の抜け漏れを個別に確認できるため、「中2の一次関数からやり直したい」「英語の時制だけ集中的に」といった、その子に必要な単元だけを重点的に進められます。部活で時間が限られているからこそ、時間対効果の高い個別指導が選ばれる傾向にあります。

中3の塾費用の相場と、月4万円以内に抑えるコツ

塾選びで最も気になるのが費用です。月謝だけでなく、季節講習・模試・教材費を含めた年間総額で把握することが、家計判断の出発点になります。

公立中3の塾費用の全国平均

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」によれば、公立中3の学習塾費(支出者平均)は年間約34〜35万円。月あたり約3万円が、公立中学生の塾費用の中央的な水準です。

個別指導塾の月謝相場(中3)

首都圏の中3向け個別指導塾の月謝相場は、通塾頻度で以下のように変わります。

通塾頻度月謝の目安向いているケース
週1回1.5〜2万円苦手教科だけを補強したい/部活との両立重視
週2回3〜4万円英語・数学を中心に受験対策を進めたい
週3回4.5〜6万円主要5教科を塾主導で進めたい/志望校との差が大きい

これに加えて、夏期講習(5〜15万円)、冬期講習(3〜8万円)、模試代(年数回)、教材費が発生します。年間総額は、月謝表示の1.3〜1.5倍程度を見積もっておくのが現実的です。

月4万円以内に収めるための判断軸

「家計的に月4万円が上限」という制約がある場合、次の3つの判断軸で塾を選ぶと、無理のない範囲に収まります。

1
通塾頻度は週2まで。週3以上は月謝だけで4万円を超えやすい。
2
季節講習は「必須」か「任意」か、入塾前に必ず確認する。塾によって、夏期講習が必修扱いの場合と、選択制の場合がある。
3
1対2か1対1かを用途で選ぶ。1対2は1対1より2〜3割安い。基礎固めなら1対2、難関志望なら1対1というのが一般的な使い分け。

「本人が嫌がったら続かない」を乗り越える保護者の関わり方

ここまで制度とスケジュールの話をしてきましたが、受験生活を実際に動かすのは、本人のやる気です。そして多くの保護者の方が悩むのが、「親が先走っても意味がない」「本人が嫌がったら続かない」というジレンマです。

「勉強しなさい」が逆効果になる理由

ベネッセ教育総合研究所の調査によれば、中3で「勉強しなさい」と言われている子の勉強時間は、言われていない子より1日約25分短いという結果が出ています。小学5年生では3.6分の差ですが、学年が上がるほど逆効果が強まります。

心理学では、「自由を制限された」と感じたときに反発する心の働きを「心理的リアクタンス」と呼びます。思春期の中学3年生は、この反応が最も強く出る時期。つまり「勉強しなさい」は、良かれと思って使うほど、成果から遠ざかる言葉になりやすいのです。

代わりに効果があった3つの問いかけ

同調査では、母親が子どもと将来や進路について話す家庭ほど、子の学習時間が長いことも分かっています。具体的には、次の3つの問いかけが、本人の自発性を引き出しやすいとされています。

1
「どうしたいの?」――目標を本人に設定させる
2
「今どんな状況?」――現状を本人に言語化させる
3
「何かできることある?」――支援の申し出にとどめる
親から「塾を探そう」ではなく、「塾に行くかどうか、一度体験だけ行ってみて自分で決めていいよ」と伝えたら、意外とあっさり行くようになりました。決定権を渡したことが効いたようです。
— 保護者の声(新中3・保護者アンケートより)

体験授業は「決定権を本人に渡す装置」

無料体験授業は、塾側の営業のためだけの制度ではありません。「本人に選ばせる」ための機会として使うと、最も効果を発揮します。

英才個別学院では、体験授業後に無理な勧誘は一切行っていません。1〜2校舎を実際に体験してみて、本人が「ここなら続けられそう」と感じた場所を選ぶ、という使い方をしていただいて問題ありません。比較材料として他塾と並べて検討いただくのが、最も失敗の少ない選び方です。

4月下旬〜5月は、体験授業の相談が最も集中する時期です。希望の曜日・時間帯が埋まり始める前に、まずは情報収集から始めておくと、選択肢が広がります。
4月から始める新中3の受験対策
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出典・参考資料
・文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/
・ベネッセ教育総合研究所「第4回子育て生活基本調査」
https://berd.benesse.jp/
・atama+塾「高校受験生の勉強時間データ」/塾選「中学生の入塾時期アンケート」
※本記事の内容は2026年4月時点の情報に基づきます。入試制度や料金は変更される場合があるため、最新情報は各機関の公式発表をご確認ください。
執筆:栫 悠介(かこい ゆうすけ)/英才個別学院 本部在籍。

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