2023.10.28 | お知らせ
アリエルの心情と仮定法
こんにちは
千葉みなとの個別指導学習塾
英才個別学院千葉みなと校です
今日は
映画「リトルマーメイド」の挿入歌
「part of your world」を使って
仮定法を解説しちゃいます!
前回の指導要領の変更で
中学3年生でも
扱うことになった仮定法
いまいちピンときてないというか
よくわからない!って
思っている人
多くないですか?
高校生でも
仮定法はわからない!
という人は多いと
思います
一方リトルマーメイドは
知っている人も多いはず!
主人公のアリエルは
海で暮らす人魚で
陸の暮らしにあこがれる女の子
陸の上の物やら道具やら
何に使うのかもわからない物を
お父さんのトリトン王に隠れて
秘密の洞窟に沢山集めています
そんな秘密の洞窟で歌うのが
このPart of Your World
なのですが
仮定法がたくさん使われています
なぜかというと
仮定法って
現実とはかけ離れた
実現するのが不可能に思える
言い方を変えると
実現することがちょっと無理よね?って思いいつつ
それでも~だったらいいのに!って
そんな想いを表現するものだからです
アリエルは海の中に住んでいて
ちょっと無理よね?って
わかってはいるけど
それでも陸にあがりたい!
って思っています
そういう気持ちを
仮定法で表現しているのです
例えば
Wouldn’t you think
my collection’s complete?
Wouldn’t you think I’m the girl
The girl who has ev’rything?
というフレーズ
Don’t you think ~?とか
Won’t you think~?ではなく
Willの過去形のWouldを使っているのは
私のコレクションが完璧!と
あなたが思うってことが
現実からかけ離れているな?って
アリエルが思っているからなんです
一目見てくれれば
私のコレクションが完璧だって
思ってくれるはずだけど
でも、見るのはちょっと無理よね?
って、わかっている
だって、アリエルは
海の中に住んでいるのだから
この洞窟には
陸の人は来れないのだから
ちょっと無理よね?って思うけど
それでもあなたが見てくれたら
いいのになあって気持ちを
仮定法で表現しているんです
例えば
What would I give
if I could live outta these waters?
What would I pay
to spend a day warm on the sand?
というフレーズもそうです
What will I give~とか
What will I spent~?でなく
Wouldを使って仮定法に
しているのは
水の外で暮らすこととか
砂の上一日暖かく過ごすことが
ちょっと無理よね?っていう
アリエルの気持ちを
表現しているからなんです
無理だとは思っていても
水の外で暮らしたい!
暖かい砂のうえで一日すごしたい!
それが仮定法なんですね