新しい英語について思うこと④

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新しい英語について思うこと④

2021.06.18 | 過去のブログ

新しい英語について思うこと④

新しい英語について思うこと④
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

さて、前回までの3回に渡って今の英語教育について散々悪態をついてきてしまいました。

では、どうすればいいのか?

自分で独学できる人はそれでいいのですが、一番はやはりしっかりと教わることです。

学校で教わっているではないか。との声も聞こえてきそうですが、前回までのブログに
書いた通り、確かに教えてもらってはいます。が、おそらく何もわからないし、何も
身に付いてないのが実情です。

ほとんどの生徒は、家で英会話のCDを聞き流しているのと同じ状況であるということです。

原理もわかってないのに、宿題を出され、理屈もわからまま、試験をさせられているわけです。

彼らがどうやってそれを切り抜けるかというと、理解できないものは暗記で乗り切るしか
ないですよね。

これが一体何を意味し、どんなときに使い、どういう理屈でそうなっているのかなんてわからない
まま、とにかく試験を乗り切るためだけに瞬間的に暗記をするのです。

当然、理解の伴わない暗記ですから、試験が終わったらすべて忘れます。
かろうじて記憶に残っていたとしても、理解をしてないものは使い方もわかりません。

ですから、その知識は永久に宝の持ち腐れになるのです。

これを回避するためには、その知識にはどんな意味があり、どういう理屈でそうなっているから、
どういうところでどう使えばいいかをわかっている人間から教わるしかないんです。

それが自分で本から吸収できるのであればそれでいい。そっちの方が速いので。

ですが、初めての言語を本だけから吸収できる人間はそうそういません。

また、吸収できたとしても、本には制約がいろいろとあるので、そこから得られる情報はやはり
限られたものになってしまいます。

ですから、本だけからその本質も含めてすべてを吸収することは難しいと思われます。

ひとつのテーマに関しても、数冊は読み込まないと得られる情報は限定的になってしまうでしょう。

そういった偏りをなくそうと思ったら、やはり知っている人間から教わることが結果的に一番
効率がいいということになります。

では、何を教わったらいいのか?

えっ、英語を教わるんでしょ?

そうです。英語を教わるんですが、学校でも英語は教わってますよね?だから、単に英語を
教わるという認識では何も解決しないのです。

教わるのは、前回のブログにも書いた通り、文法。
そして、その文法の運用・活用方法。

これに尽きます。

まずはルールをしっかり覚える。ですが、単調な暗記では後々使い物になりませんし、記憶から
も離れていきます。

積み上げていくためには、ルールの原理から理解をして、その上で頭に入れておく。
そうすることで、覚えたルールは記憶からも抜けづらくなりますし、また後々そのルールを
使えるようになります。

文法というルールを使って、はじめて文章の読解が正確に行えます。
文法というルールを使って、はじめて英文が正確に書けます。
文法というルールを使って、はじめて正確に伝えたいことをしゃべれます。
文法というルールを使って、はじめて聞き取ったことの正確な意味がわかります。

つまり、英語をどの技能で使おうと、そこには必ず文法というルールが存在しているのです。

将来、英語をどの技能で一番役立てたいかは人によると思います。

ですが、どの技能を使おうと正確な英語であるためには、文法というルールは無視できないのです。

ですから、まずは文法をしっかりとわかっている人から教わるということが必要になってきます。

次に、身に付けた文法を使うという段階です。

ルールは覚えただけでは使い物になりません。
道具の名前を知ったからと言って、その道具が使えなければ意味がないですよね。

勉強もそれと一緒です。

ルールを覚えたら、その使い方に習熟しなければいけません。
それには、まず使い方を教わること。その上で、その使い方をたくさん練習することです。

正しい使い方を知って、その上で正しい形で練習する。
間違った使い方で、間違った形で練習をしても、習熟するどころか、変な癖がついてしまいます。

それには、知っている人、すでにそれを正しく使えている人から教わるのが一番ではないですか?

これ、英語について話をしてますが、人が何か新しいものを学習し、身に付けていくときの
メカニズムに沿っているだけなんです。

数学でも同じですし、国語でも同じ。

何なら、勉強だけでなく、仕事でも新しいことを覚えようと思ったら、上記の手順を踏んでいる
はずなんです。

人がものを覚え、習熟していく過程は、勉強だろうが、仕事だろうが、それ以外のことであろうが
同じです。

①まずはルールを正確に覚える
②そのルールの使い方を学ぶ
③最初はぎこちなくても、その使い方を何度も試してみる
④いずれ、それが無意識のレベルで使えるようになったとき、はじめてそれが身に付いたと言える

この手順に従うだけです。英語に限らず、どの科目もすべて同じ過程をたどります。

では、何が覚えるべきルールで、何は覚えなくていいのか?
これは、知っている人に聞いた方が早いですよね。

また、ルールは正確に覚えなければだめです。正確にというのがポイントです。

うろ覚えや、間違った記憶は、当然何の役にも立ちません。

ルールは正確に覚える

これが鉄則です。

その上でルールの使い方を学ぶ。
これは知っている人にみせてもらうか、一緒にやる。

どんなものでも、こうなるはずです。

そこまでいったら、あとは練習あるのみ。

魚を与えるな。魚の釣り方を教えてやれ。

うちの講師たちに常々言っている言葉です。

魚を与えられる生徒さんは楽ですよね。でも、魚を与えてくれる人がいなく
なったら、その生徒さんは一人では生きていけません。

ですが、魚の釣り方を教えてもらった生徒さんは、最初はぎこちなくても、
後々一人で魚を釣れるようになります。そうなれば、もう一人でも生きていけます。

最終的には英語の学び方を習得すれば、あとは独学でもその力を伸ばしていくことが
できます。

どうやって子供に学ばせたらいいかで悩んだら、上記のことを思い出してみてもらえると嬉しい
です。

人がものを学ぶということは、本来、シンプルだということを。

英語は、人が未知のものを学ぶその方法までも身に付けさせてくれます。

そのため、正しく英語を学んで欲しいなと思います。

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