子どもたちの可能性は無限大。
人間の持つ底知れぬパワーを何回も目の当たりにしてきました。
(もちろん、真面目に取り組んでいた子に限るのは言うまでもありませんが。)
偏差値の伸びや合格可能性をデータとしては出すことはあっても、「最後まであきらめなかった者が勝つ」という側面がどうしても強いのです。
しかし時には数字を出すことによって厳しい現実を突きつけることも必要な場面も出てきます。
特に大学受験。
ネットの情報や「ビリギャル」などの影響もあり、「まあ、なんとかなるっしょ」と簡単に捉えているお子さんも多いようです。
そこで残酷な現実を。
早慶上理、いわゆる難関私大に入れるのはどのくらいでしょうか?
いろいろな考え方はあると思いますが、単純に合格者数を大学受験者数で割ってみれば簡単に出てきます。
だいたい上位2~6%といったところでしょうか。
GMARCHで上位10~12%以内です。
もっとわかりやすく言えば、あなたの高校での学年順位は何番ですか?
300人の学年だとして、上から18番くらいにいないと難関私大に入るのは難しいということです。
もっと言えば、浪人生も受験に参加します。
中高一貫校の生徒さんは高校受験がない分先取りをして学力をつけています。
そういう人たちと、大学受験では競うことになるのです。
人の可能性は無限だが、期限はある。
この仕事をしていて思うことです。
時間が無限にあるのならいくらでも成長できる。
しかし受験には期限がある。
期限内に成長するためには、自分の立ち位置と目標、そのギャップを知り、適正な努力を行うこと以外にないのです。
そのためには、校内順位、テスト結果、模試結果、他様々な統計データなどから自分を客観視する、そういったことも大切かもしれません。