2022.08.15 | 進路
大学受験 就職を見据えて学部を考える 理系編④
○理学部=研究
いわゆる「基礎研究」を行う分野で、物の原理や仕組みを明らかにすることに興味がある人は向いています。
ただし、発見した原理がどう役に立つかは分かりません。
数学科、化学科、物理科といった、高校の科目で出てくる学科が広がっているのでイメージがしやすいかもしれません。
ちなみに今話題の人工知能はもともと数学科の研究から始まりました。
○工学部=活用
いわゆる「実学」であり、理学部の人が見つけてくれた様々な仕組みや原理を研究し、役立てていく学部です。
以下のような学科に広がっていきます。
機械
その名の通り機械類の開発から設計、製造まで行います。
医療器具や自動車など多岐にわたります。
電気電子
機械を動かすエネルギー源などがメインとなります。
全ての動く「モノ」の心臓部といえる部分となるため、メーカー等の研究、開発職への就職が有利といわれています。
物理工学
機械、電気の素材となるものを研究する分野です。
青色LEDなどの開発はこの分野です。
経営工学
企業経営を工学の技術でバックアップアする学問。
ロボットを用いた生産工学などがあります。
土木建築
まちづくりや防災といった分野を考えている方にお勧めの学科です。
将来的には公務員への就職も大いにあり得る学科です。
航空宇宙
飛行機などの航空工学、人工衛星などの宇宙工学など。
実験から開発まで行います。
エネルギー
石油や石炭、原子力から再生可能エネルギーまで、様々な分野の研究をしていきます。