こんにちは。
英才個別学院講師の塩満です。
今回は英語のイディオム、熟語の覚え方をお話したいと思います。
英語はなかなか厄介な教科ですよね。なんせ文理問わず必須ですし、受験が終わった後、社会人になる時も求められ、現代においてはまず避けることのできない科目です。
速読、精読、また英作文にリスニング、磨かなくてはならない技術が沢山あります。
しかも覚えなきゃいけないことがいかんせん多い。
中学英語の基礎文法に始まり、単語の発音・スペル:動詞の不規則、現在形、過去形、過去分詞形、そこから構文に、きまり文句。
こうなってくるともう手一杯になってしまって、もう無理!となるのも往々にして有りがちです。
しかし、考え方を変えるだけでそれをほんのちょっぴりですが、楽にすることできます。
それが「イディオムの成り立ちを考えてみる」ことです。
・イディオムの成り立ちを考える。「英語流の表現を理解してみよう!」
英語”流”の表現を理解してみましょう。
日本語にも「終わりを『迎える』」、「ガスが『切れる』」、「手のひらを返す」など、よくよく考えると日本語独特で不思議な表現が沢山あります。
英語においてもそれは同じで英語は英語でオリジナルの表現が沢山あります。
そういった表現がなぜその意味を成すのかを考えるようにすると、英語的なモノの考え方がみえてきます。
以下の例を参考にみてましょう。
◎”Carry Out”
”Carry Out” は”Carry A out”で「Aを実行する」という意味を表します。
もちろんそのままイコールで丸暗記してしまってもよいのですが、よくよく考えてみるとなぜ「carry(運ぶ)」と「out(外)」の組み合わせで「実行する」という意味になるのでしょうか?
英語をよりよく理解できるようになるためにも重要なのは、ここで自分なりの想像をしてみることです。
連想ゲームのように成り立ちを少し考えて見てください。
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ちなみに僕は次のように解釈しました。
まず、これから実行するつもりの自分の考えやアイデア、まだ現実になっていないというものは「頭の中」にある状態と解釈することができますよね。
それを「実際に行動に移してみる」というのは要するに「頭の外」=「現実」にアイデアを「運び出す」ということになるのではないか!?
つまりは自分の頭の中(in)にあるアイデアや計画を頭の外=現実(out)に”運び出す”から「実行する」
皆さんはどう考えたでしょうか?
正直、この解釈の仕方というのは人によって多少の差異があって、当然のことと思います。
僕の上げた例を含め、その理解が絶対にあっているとは限りません。
ですが、このようにイディオムを理解していくことによって、より印象的にかつ能動的に覚えることができますし、何よりも英語の勉強をするのが「少しは」楽しくなります。
色々自由な発想しつつ、英語の勉強も頑張っていきましょう。それでは!