今回は入試直前期に陥りがちな意外な罠について話したいと思います。
皆さんは入試を目前に控えた今、何を中心に勉強しているでしょうか。
「苦手科目克服のために勉強を頑張っています!」と答える受験生が多いですが、
この考え方にはある罠が仕掛けられています。
それは、苦手科目に注力するがあまり、
肝心の得意科目の実力が鈍ってしまうことです!
具体例をあげて説明します。A君は数学が苦手で、入試での失点を防ぐために数学の勉強ばかりやっています。そして入試一週間前をむかえ、最終調整のために過去問をやってみると、得意科目の英語や国語が思うように解けません。
なぜなら、数学の勉強に力を入れすぎたあまり、英語の単語や熟語の知識、構文を忘れたり、国語の読解力が落ちてしまったからです!
そしてA君はそのまま試験本番を迎え、得意だったはずの英語や国語で思うように得点を伸ばせず、不合格となってしまいました…
確かに、入試に向けて不得意科目をなくしていくことも大切なことです。
しかし、肝心の得意科目の実力が落ちてしまえば元も子もありません。
特に注意してほしいのが、英語や国語などの語学です!これらの科目は日ごろの言語運用量や読解量がかなり実力に反映される科目なので、学習のペースが乱れたり、日に間が空いてしまったりすると、一気に感覚が鈍ります。
なので受験生の皆さんには、隙間時間や余った時間などに英語であれば英単語の確認をしたり、国語であれば過去問や問題集の文章を読んでみたりして適宜確認をしてほしいなと思います!
皆さんの健闘を祈っています!