2024.03.06 | 受験
R6年墨田川高校問題分析 数学編
皆さんこんにちは!学習アドバイザーの櫻庭です!
今回は令和6年度隅田川高校入試の数学の講評を話していきたいと思います。
まず全体的な難易度感としてはやや易化したと思います!
特に大問3と大問4の図形問題は昨年の問題よりも方針が立てやすく、割とスムーズに解き進めることができたのではないかと思います。
差がつく問題としては、大問1の問5、大問2の問3(2)、大問4の問3(2)が挙げられます!
次に大問ごとの講評をしていきたいと思います。
大問1は基本的な問題の出題が目立ちますが、問1や問3で計算の工夫ができれば時間の短縮につながったと思われます。
そして問5では資料の整理に関する問題が出題され、箱ひげ図をイメージすることができたかどうかが鍵となりました!
新課程では新たに情報科目が追加されるため、今後もデータに関する出題は為される可能性が非常に高いです!
大問2は二次関数の問題でした。問2の折れ線の最小値を問う問題は、都立の自校作成校で頻出の内容になりますので、必ず押さえておくべきです!また問3の(2)では等積変形を利用して二つの三角形の面積を考察する問題が出題されました。等積変形も自校作成校では頻出なので、マスターしておきましょう!
大問3は平面図形(半円とその内部に登場する二等辺三角形及び円周角の定理の利用)が出題されました。
問2は補助線を上手く引くと三つの二等辺三角形が登場し、平行線の性質を利用すると解くことができます!
そして問3は弧の長さの比と円周角の定理を利用して相似を示すことができます。弧の長さの比を利用して角度を求める問題も自校作成高校では頻出なのでよく練習しておきましょう。
問3の(2)は相似比から面積比を考察する問題でしたが、難易度が高いので、この問題は解けなくても大丈夫かと思われます。
大問4は空間図形(正四角錘と相似比、体積比)が出題されました。
問1、2は基本的な面積の問題でこれは確実に得点してほしいなと思います!
問3の(1)は難易度が高く、解けなくても問題はないかと思われます。
(2)は正四角錘の特徴及び中点の性質を考察して体積比を求める問題でした。この問題は問3の(1)より難易度は低いので、諦めずに最後まで取り組んだ人は得点できたかもしれません!
以上が講評になります!隅田川高校の受験を考えている受験生は、この講評を参考にして、ライバルと差をつけましょう!