ふだん、何気なくやっている勉強方法って科学的には効果が得られなかったり、中には逆効果になってしまったりするものがあります。
そんな間違いだらけの勉強方法シリーズの番外編です。
過去問は、受験勉強の始めと仕上げがベストな時期
受験勉強をスタートするタイミグっていつごろでしょうか?
大学受験の場合、早い人で高2の夏、遅くても高2の冬で一度入試問題を解いてください。
高校受験の場合、夏休みには過去問を解いてください。
おそらくほとんどの人が上手く解けないと思います。
それでいいんです。
最初のタイミングで手を付ける過去問の狙いは、最終的な問題のレベルを肌で感じることです。
これからの勉強でその到達地点以上にいかないといけないことを肌で感じていく事が狙いです。
その後の勉強では、今やっている問題で足りるかどうかを判断しながら進めるのがいいですね。
次に過去問に触るタイミングは、一通りの勉強が終わってからです。
高3の12月、中3の1月あたりが理想です。
この時は、合格最低点を超えているかに標準を絞ります。
つまり、初めて手を付けてからここに至るまでの集大成になっているので本番と同じように
取り組む必要があります。
大きく届かない場合は、受験校を変えていかないといけません。
このタイミングで充分に間に合う学習プランで進めていきましょう。
過去問を繰り返しやっていく目的は、合格最低点を超えている確認を複数回行うことです。
何度も解き直して点数を上乗せしているだけの勉強はあまり意味がありません。
過去問を解く主な目的
・問題傾向を知る
・時間内に解ききるスピードを知る
・初見の問題で点数の測定 (2度目以降は参考記録とする)
・受験科目間での難度差を知る
同じ形式は出ても、同じ問題は出ません!
過去問はあくまで指標です。
形式が変わっても対応できる力をつけていきましょう。