あけましておめでとうございます!
英才個別学院中野島校 教室長の河野です!
2025年になってしまいました…
マーティとドクが訪れた「未来」から更に10年経ったと考えると恐ろしいですね。
2025年といえば、映画「ジョーズ」公開50周年の年。
現在全国の映画館でリバイバル上映が行われています。
そんな「ジョーズ」には、次のようなセリフがあります。
We are gonna need a bigger boat.
gonna は going to の短縮形なので、
We are going to need a bigger boat.
と直すことができます。
これはサメ退治に出かけた主人公が初めてサメを目撃した時のセリフで、
そのあまりの大きさに恐れおののく様子がとても印象的です。
中学2年生で習う「未来形」と「比較級」という文法が使用されていますが、
皆さん訳せるでしょうか?
be going to~は「する予定だ、するつもりである」
needは「必要とする」
biggerはbigの比較級で「より大きい」
という意味ですね。
これらを踏まえてこの文章を直訳すると
私たちはもっと大きな船が必要になる
といった風になります。単語の意味さえ分かれば、それほど難しい問題ではないと思います。
しかし!問題はこのシーンの「字幕」なのです。
□字幕翻訳のルール
洋画を原語のまま見る際に欠かせない日本語字幕ですが、翻訳する際に大切なルールがあります。
それは、「1秒4文字以内」ということ。
これは表示される日本語の文字数が多すぎると、内容を理解できなくなってしまうためです。
セリフを音声として発している時間が2秒なら8文字以内、
3秒なら12文字以内で翻訳していきます。
We are gonna need a bigger boat.
がセリフとして発せられている時間は1秒から2秒なので、
字幕の翻訳も4文字~8文字で収めないといけません。
私たちはもっと大きな船が必要になる
は17文字なので、かなりオーバーしてしまっていますね。
さて、どう訳せばいいのでしょうか...?
答えは映画を観て確認してください!と言いたいところなのですが、
ここまで読んでくださった方のために解説します!
正解は「船が小さい」
「もっと大きな船が必要になる」
ということは
「今乗っている船が小さい」
ということ。
セリフの意味を省略することなくコンパクトにまとめた名訳だと思います。
ちなみにですが、JAWSとはJAW(あご)の複数形で、
ホホジロザメの大きな口を表しています。
今では「ジョーズ」といえばサメを連想する方が多いと思いますが、
この映画が公開されるまでは違ったのです。
単語の意味を変えてしまうほど大きなインパクトのある映画だったんですね。