いずれも重要なことで、やる気のきっかけ作りとしては最高の方法です。
しかしながら、入試や中学・高校などでの学習のレベルが高くなり、壁を越えることがきわめて困難になった場合は、あまり効果がなくなってしまうことがあります。
そんなとき重要なのは、学習する科目本来の楽しさを知っており、達成感とは別にその科目が好きになっているかどうかです。
難易度が上がり、壁が高くなればなるほど達成感は得にくいので、やる気が出なくなってしまいがちです。
特に、算数・数学は解く(考える)プロセスに楽しさを感じることが多く、それを心の底から体感し、好きになってほしいのです。
そうでないと、やる気が長期的に続くことはないかもしれません。
また、達成感や自身を持たせるために“簡単な問題をたくさん解かせる”という方法が流行しているようです。
「そもそも論」で、簡単であったとしても「問題をたくさん解かせる」ことへの拒否反応が大きいかもしれません。
夏休みなどの短期間であればいいかもしれませんけど…。
もちろん簡単な問題の反復も重要です。
ですから両方をバランスよく、また個人の特性を考えながら行うべきだと考えます。
という事で、達成感的なものだけでやる気を長期的に継続するのは困難です。
さらに、いつもいつもほめるわけにはいかないし、また、ほめてばかりいると慣れてしまいますし・・・。
大切なことなので、もう一度最後にまとめなおします。
「好きになる」ことが実はやる気アップには近道です。
「やる気が上がる」方法とは
目標を達成するように、未来が想像できるようになることが大切なのですが、そこに…
① 「その科目を」好きになる(させる) … これが一番最強のやる気UP法です
② 「その指導者を」好きになる(させる) … これが二番目に強いのやる気UP法です
③ 「その場所を」好きになる(させる) … これが三番目に強いのやる気UP法です
これを、意識しているといいと思います。