本年都立一般入試 合格のご報告
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2021.07.30 ｜ 受験情報
「どう変わったの？」通知表のこと…。
京浜急行空港線 大鳥居駅より徒歩3分
環状8号線沿いにあります、英才個別学院 大鳥居校 室長の伊藤です！
「えっ、いつもよりも点数の割に成績が悪い…」
こんな風に感じた方、もしかしたら多いのではないでしょうか。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
今年から観点別評価の評価基準が変更されたことが大きく影響しています。
そこで、今回は具体的にどういったところが変わったのか
その変更点について書こうと思います。
◆ 観点別評価の変更点
今までの評価基準では、
「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」
と、一つの評価基準の中に様々な要素が合間に存在していました。
それが今回の変更により、
「知識・技能」
「思考・判断・表現」
「主体的に学習に取り組む態度」
上記の３ポイントに小・中・高の各教科に通じて評価されるよう定められました。
つまり、この変更点に対応した生活を送ることが出来ないと、
なかなか良い評定を稼ぐことは困難な世の中へと変わっていくと言う事です。
◆ 「知識・技能」の評価ポイント
この観点は、皆さんが一般的にイメージする「成績」に最も近い観点になります。
各教科ごとにおける、習得すべき知識や概念を理解しているかどうかが判断基準になります。
例えば、
・定期テストにおける暗記領域など知識を問われる問題の得点率
・実験や観察などの問題によって、グラフや公式が正しく理解できるかを文章などで確認する
こういった方法によって知識の定着度を測るものになります。
つまり、ただワークをこなしているだけだとこの観点しか対策が出来ないということになりますね。
◆ 「思考・判断・表現」の評価ポイント
近年、重要視されているこの観点。
大学入試制度改革においても、この3つの要素がポイントになっていますね。
ですが、この観点こそなかなかに育てる事が困難な領域になります。
やみくもに学校のワークをこなしているだけでは観点を稼ぐことは難しいでしょう。
この観点は、
・論述やレポートの作成、発表、グループでの話し合いなどの発言内容
・その、レポートなどの記述内容を元に評価を決定するもの
となっています。
社会に出てしまえば必要な能力と言えると思いますが、
小学校・中学校のうちに醸成させることは確かに難しいですよね。
だからこそ、ただ単に問題演習をするだけでなく、日頃より記述問題や国語などの読解問題に触れる機会を増やすことが必要になると言う事です。
単純な作業により成績が取れる時代は終わりを迎えそうですね。
◆ 「主体的に学習に取り組む態度」の評価ポイントについて
今回の変更により、最も高い評価を取ることが困難になったのがこのポイントです。
点数の割に…の要因はここといっても過言ではありません。
このポイントの厄介なところ、それは、
・ノートやレポートなどの提出物のクオリティ
・授業中の発言量、教師から見た生活態度
といった目に見えて判断が取れるような評価基準と
生徒一人一人が持つ、感性や思いやりといった、点数化しづらい評価基準が一体化している点です。
評価を下す教師の裁量によって左右される可能性が高いとも言えますね。
つまり、提出物などをただ出しているだけでは、評価はあくまで普通ということですね。
ひとつひとつの提出物の中身や分量など丁寧にこなすことで評定が大きく変わると言う事です。
いかがでしたでしょうか。
世の中の移り変わりに合わせて、求められる生徒像は大きく変わっています。
我々大人が経験してきた過ごし方は、通用しなくなりつつあるのです。
現代には現代に合わせた対策をすることでよい成績が取れるようになるとの事です。
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