中１の今、意識すべき事とは
2023.12.15｜ちょっとしたつぶやき
2022.12.05 ｜ ちょっとしたつぶやき
実は難しい中学校英語
矢野口駅周辺にお住いのみなさま、こんにちは！
個別指導塾 英才個別学院 矢野口校 教室長の飯沼です！
年の瀬も近づき、寒さが急に増してきた今日この頃ですが、
最近、小学生の親御様とご面談をしていてよく相談される事が
「中学校の英語が心配で・・・」
「中学校の英語のテストってどんなのですか？」
「英会話はしているのですが、大丈夫ですか？」
こういったご質問です。
今日はそんな中学校の英語の今について簡単に私の考えや想いをお伝えできればと思います。
１．どんなふうに変わったのか
今の英語学習が大きく変わった背景にあるのは、2020年度に行われた新学習指導要領の実施です。
この変更により小学校でも英語が科目として扱われるようになりました。
では、それによって何が変わったのか。大きいのは「単語量」の差です。
現在、小学校で取得目標とされている英単語の数はおよそ600～700語と言われています。
高校入試や大学受験で必要とされるような、1200単語・2000単語と比較すると
高校入試や大学受験で必要とされるような、1200単語・2000単語と比較すると
思ったよりも少ないなと感じるかもしれません。
ですが、この単語量の差により、中学校進学後の英語の定着度を大きく左右しております。
なぜならば、小学校の頃から英語を一生懸命勉強していた子と、
あまり力を入れずなんとなく学習をしていた子達との間には、中学入学直後から語彙力の差が最大700単語生まれるという事です。
当然、小学校の頃から簡単な英文法の知識の習得も行っているため、
英文法の領域においても、頑張っている子とそうでない子の間には見えない差が生まれ続けているのです。
以前までは、中学進学後によーいドンで学習を始めていた英語。
昨今では、入学の段階で既に中学での英語の点数や順位は決まっていると言っても過言ではありません。
２．中学校の英語のテストはどう変わったのか
私が中学生の頃や、親御様が中学生だったころの最初の中学進学後最初の英語のテストと言えば、
「アルファベットが書ければ90点」こんなテストだったのではないでしょうか。
ですが、前述したように、アルファベットはおろか、基本的な英単語や基礎英文法すら
すでに小学校で学習するようになっているので、そういった問題は一切出題されなくなっております。
また、新学習指導要領では「読む」「書く」だけではなく、「聞く」「話す」の4技能の力も求められています。
これにより、今の中学校のテストはどう変わっているのか。
もちろん、英単語や英文法など学校のワークを演習していれば取れるような基本的な問題も出題されます。
しかし、その配点はどんなに高くても50点止まりの中学校がほとんどになってきております。
では、残りの50点はどんな問題が出題されているのか。
それは、「リスニング問題」「初見の文章読解」「簡単な英作文問題」
上記のような教科書やワークには決して出ないような応用問題が出題されるようになっております。
中学校進学後いきなりのテストで、です。
当然、ただワークをこなしているだけは得点することは到底難しいものになっております。
これは英語だけの科目に限らず、主要5科目と言われる英数国理社ではすべてにおいて発生しています。
中学進学後、テスト結果が返されて、慌てて対策を始めても多くの場合は、
小学校の英語の知識から学習する必要がケースが多いという事です。
目まぐるしく変わっている、最近の中高生の学習状況。
そんな状況がわかっているからこそ、私がお勧めすることは、
「英語に対する苦手意識を作らない」
「小学校の英語からしっかりと定着させる」
この2点です。
中学校の最初の定期テストで思うような点数が取れないと、
勉強自体に対する考えがマイナスへと働いてしまう可能性は非常に高くなってしまいます。
とはいえ、今できる事は何なのか。
それは、今のうちから小学校の英語の復習や学習を徹底的に行い、
進学後の英語のテストで少しでも点数を取り、やればできるのだという体験をお子様たちに積み重ねる事ではないかと思います。
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