室長就任のお知らせ

今年はトライアスロンに挑戦してみようと思います。
前職で訪問型パソコン教室(フリーランス)をやっていまして、パソコンを習いに来た生徒さん(大人・お年寄りの方が大多数)のお子様・お孫様の家庭教師もしていました。
一番記憶に残っている生徒さんは英語15点の生徒さんです。中学１年生で、英語に興味を持てていませんでした。

その子は負けず嫌いな性格でしたが、興味を持てないことに関しては負けても気にしないタイプだったので

まずは英語に興味を持たせようと試行錯誤しました。

中１ということもあり習ってない単語も多かったですが、物語(ディズニーやスターウォーズ)を簡単な単語で直した教材を自作し授業で使いましたがうまく刺さらず…

絵を見て状況を説明させる問題も面白いものにしてみましたが刺さらず…

結果的に刺さったものは歌でした。クイーンやビートルズ、ワンダイレクションなどの歌を聞かせて歌詞の穴埋めをさせる。習っていない単語だとしても音でスペルを予想して書いてみる。

これが見事に刺さり全然英語に興味がなかった子が、興味を持って自分で英語を調べるまでになりました。

毎回の授業の最初に英語の歌の問題をやらせていたのですが自主的に英語の歌を調べるようになり、ある日用意していた歌を知っていた時には驚きましたね…

ここまで変われるのかと…

最終的に学校のテストは80点まで延びました。

その後はそのご家庭が引っ越してしまい指導できなくなってしまいましたが非常に記憶に残っている生徒さんです。


私自身、教育で一番大事なものは「本人のやる気を上げるために指導の仕方を一人一人変えていくこと」だと思っています。

何が要因となってモチベーションアップに繋がるかは、まさに十人十色です。

私は基本的にコミュニケーションが好きなので、家庭教師をやっていた時は授業とは別で一度ヒアリングに伺っていました。

部屋はどんな感じなのか・何が疑問なのか・何が好きで何が嫌いなのか、その子がどんな人間なのかを最初に確認していました。

その中で見えてきたもので興味を持たせる方法を模索していきました。

個別指導でそこまでの情報を得るのは難しいかもしれません。なので、より一層のコミュニケーションを大切に考え個人個人に合った方法を模索していければと思います。

よろしくお願い致します。