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小論文の基本にして極意

2021.07.27 | 教室からのお知らせ

小論文の基本にして極意

小論文の基本にして極意


皆さんこんにちは。



夏真っ盛り、気温も高く、汗だくになる日々ですね



噴き出る汗を吹き飛ばす熱さでもって勉強をしているかと思いますが、



ぜひとも熱くなりすぎて熱中症にならないように、気を付けてください。



 



さて、高校三年生にとっては、この期末の成績如何によって、推薦をどうするか、悩む頃合いかと思われます。



多くの学校では、推薦を受ける生徒たちに対しての小論文指導も始まる頃ですね。



本校でも、論文作成のプロたる講師陣がこの夏の推薦対策として、



小論文の対策を始めようとしています。



 



そこで、今回は、そんな小論文対策のプロが、小論文の基本にして極意をチラッとお教えしちゃいます。



 



まずお聞きしたいのは、皆さんは小論文対策をどのように進めるのか、ということです。



 



学校で夏休みの特別授業のような形でやってくれる場合もありますが、



多くの生徒さんは、



学校で先生が課題として出してくれたものを書いて添削してもらったり、



本屋で参考書を買ってきて、その中にあるテーマについて書いたり、



 



といった対策になるのではないでしょうか。



 



しかし、添削してもらうだけでは、なぜよくないのか、表現を直せばいいのか、



実のところよくわからないのではないでしょうか。



 



なので、何度も書いて本文の添削を受けるだけでは小論文は伸び悩むことが多いのです。



 



さらに、大学入試の小論文においては、多くの場合、



 



知識よりも論理的に本文が書けているかどうか、



 



が重要視されます。



 



そのため、どれだけ知識があっても、どれだけ言葉遣いがしっかりしていても、



論理的に理解しやすい文章でなければ評価は低くなってしまいます。



 



 



では、どうすればいいのか、と言いますと、



 



 



プロットの作成。



 



 



これが大事です。



 



プロット、皆さんは聞いたことがありますか?



 



構想、や、区画、などの意味がある言葉ですが、



 



小説や映画などのストーリーを作るうえでは必須となるものです。



 



小説家や脚本家でプロットを書いていない人はいないとまで言われています。



 



実際どんな形なのかは人それぞれやりやすい形があるかと思いますが、



例えば、国語の授業で、本文を要約して図式化したものなどは見たことないでしょうか?



あるいは、段落ごとに要点を箇条書きにして、つながりを矢印でつないだものを見たことはないでしょうか?



 



あれがプロットです。



 



あのような国語の授業での「全体の見える化」は、自分が文章を書くときに、



プロットとして使ってしまえるそのままの形です。



 



小論文への応用を考えてみましょう。



 



課題として出されたテーマに対して、



書くべき内容をその繋がりがわかるようにして書いていきます。



 



そうすると、長々と原稿用紙の中で離れたところで繋がっていたものが、



短い言葉で繋がりを意識できるようになります。



そのプロットで論理の飛躍や矛盾があれば、プロットの段階で修正して、



論理構造上の矛盾がなくなってから、本文を書き始めます。



 



基準の字数に届かない、



なんてことも、プロットの段階で内容の厚さがわかるので、ほとんど起こらなくなりますし、



書いている途中で、これはここに入れた方が良い、と思いついたことを、



そこまでに書いた文章を全部消しゴムで消さなくとも書き足せるようになります。



 



先ほどにも述べたように、



入試では論理構造の評価が大事なので、



表現の練習は後回しでも構いません。



その時に、全部の課題で本文を最初から最後まで書いていたら、



多くのテーマで演習を重ねることも難しくなります。



そこで、プロットで中身ができたら終わりにするテーマも作ってしまえば、多くの演習を重ねることもできますし、



添削する際にも、プロットの段階で見れると論理の矛盾に気付きやすいので、



添削もプロットでやってしまった方が楽なんです。



 



これを試験時間中にメモとしてプロットを書くように対策していくのですが、



本文を書く時間でいっぱいいっぱいなんて心配、しません?



 



違うんです、ここで言う「プロットを作りましょう」とは、試験時間の中で、



 



内容を考える時間



 





 



本文を書く時間



 



を明確に分けましょう、



と言っているだけなんです。



 



実際どれくらいの時間をプロットにかけていいのか、というと、



60分の試験時間なら40分は使えます。



 



それくらい割いても良いほど、プロットというのは大事なんです。



 



最初に述べたように、



小説や映画の脚本を書いている人は必ず書きますし、



文章を書く上では必ず書いた方が良いプロットは



小論文においても超基本中の基本なんですが、



それを対策に取り入れている人がほとんどいないので、



できてしまえばそれがそのまま小論文対策の極意ともなるのです。



 



どれくらいのプロットの量ならどれくらいの字数の本文になるのか、



とかまだまだプロットのコツはありますので、



小論文で必ず合格したい、という人は、



ぜひ一度授業を受けに来てください。



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