都立高校入試まで後○○日!!
2023.11.15|受験
2021.02.22 | 受験
佐々木です。
都立高校の一般入試が日曜日に行われました。
受験生の皆さん、お疲れ様です。
あとは、結果を待つだけになりました。
来年度以降受験をする皆さんのためにも、しっかりと分析をしていきますが
軽く全体の分析をお伝えします。
【国語】
出題形式は例年通り。
漢字は3年生の範囲の漢字が出されていないが、難易度はあまり変わらず。
大問3の小説・物語文、大問4の説明文は例年通り。
大問5の古文融合問題は、出されている文章量が少し多くなったので時間配分が
上手くできなった人は苦戦しそうです。
問題の難易度はほぼ例年通りでした。
【数学】
大問1で久しぶりに関数の変域の問題が出題。確率も出題されています。
ここ何年か多めに出ていた資料の整理からの出題がなくなっています。
大問2の式による説明は読み取るのに苦戦をするかもしれません。
中堅の学校を目指している生徒さんたちでは、取れたら大きなプラスになります。
大問3の関数は1次関数のみの問題。
座標、式の決定は例年通り、問3の面積の問題で等積変形に気づけるかがポイント
大問4は円周角を使った問題。
コロナの影響で勉強が遅れてしまった人は手が回らなかったかもしれません。
問2の②の面積の問題は難易度高めです。上位校を受験する人たち以外はできなくても仕方ないかと。
大問5は珍しく「ねじれの関係」を求める問題が出されていました。
中1で習う範囲ですが、ほとんど出題されていなかった範囲なので慌てるかもしれません。
問2は底面が平行四辺形の四角錐だと気づければ解ける問題。例年より少し優し目。
【英語】
ちょっと英文が長くなってます。気にならない人は気にならない程度です。
問題の方にも、英文を読ませる所も増えてきています。
情報量を処理する力がないと時間切れになってしまうかもしれません。
大学入試共通テストでも長文問題の文章量が増えていることを考えると長文対策では時間をかけて、1回で情報を読み取る、正確に読み取る、問題の意図を理解する、正しい答えを導くといった練習が必要になるかもしれません。
英語が苦手な生徒さんたちが大きく苦戦していく科目です。
【社会】
ここ最近難化傾向にあった社会ですが、今年も出題の仕方を変えてきたため少し難しく感じる人がいたかもしれません。
完答を求められる問題が増えた
記述式の解答が増えた
これだけでも苦戦する人が多い中、今年は例年出題されている資料が多くなり複雑になっています。
社会科が得意な人は気になりませんが、少しでも心配な人は大きく点数に出てしまうかもしれません。
1対1対応で答えを覚えるような勉強では通用しなくなっています。
情報を読み取り、答えていく練習は早期に始めていく必要があります。
【理科】
出題形式は例年通り。
生物、地学、物理、化学の分野で図や実験・観察から問題が出されています。
勉強方法としては、教科書に載っている実験や観察のレポートをまとめてワークの問題を解いていければある程度の準備が出来そうです。
しかし、今年から答えさせ方が変わり、二つ答えて完答で得点になる問題が出されるようになっています。
勘で答えてきた人たちは一気に正答率が下がってきます。
都立高校の入試問題を見ていて、難しくなった印象はあまりないです。
しかし、やりにくさが出てきているのも確かです。
大学入試の変更、教科書改訂の影響で入試問題も変わっていくと思います。
これでやりにくいと感じる人が出てきたら、ますます私立へ流れる可能性があります。
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