2023.05.13 | 勉強法
【2023年版】新しいことを勉強する時に役立つ学習方法
〜上大岡・弘明寺エリアの個別指導塾〜
こんにちは!!
英才個別学院上大岡校、室長の石澤です。
◆新しいことを勉強する時はとりあえず「推測」だ!!
まず初めに、現在では「検索学習こそが成績アップの近道(王道)」として考えられています。
簡単に言えば、何度もインプットした知識を確認テストして、記憶から情報を取り出すアウトプットを積み重ねると記憶が定着するというお話です。
これはよく、英才上大岡校の学習相談に来てくださった方に石澤は話をしていることです!!
学習系で有名な論文サイトの『Memory & Cognition』に出てた研究(R)では「テストの答えがわからなくても、まずは『頑張って答えを推測する』方が良いよ!」っていう結論になっています。 どういうことかと言うと、例えば「アメリカの首都を覚えないと」みたいなケースがあったとしたら、
■パターンA
「アメリカの首都はワシントンD.C.である」という知識を学んでから、あとで「アメリカの首都は?」と確認テストを行う
■パターンB
まず答えを知らない状態で「アメリカの首都はどこだろう。ニューヨークかな?ロサンゼルスかな?」のようにとりあえず推測をしてみて、その後で「アメリカの首都はワシントンD.C.である」という正しい答えを学ぶ
という2つのパターンを比べた場合、実はパターンBの方が記憶への定着が良いってことです。
驚きですね……!
これはカリフォルニア大学の実験から得られた結論で「事前に答えを推測したほうが学習効果が高まるのでは?」って仮説を、3つの実験を通じて検証したものです。
もちろんその結果は予想どおりで、いずれの実験でもただ単に答えを学習してから確認テストを行うよりも、事前に「推測」することをしたグループの方が有意に成績が良かったそう。
ちなみに、この推測による学習効果は61時間後にも確認されたらしいので、ぜひこのブログを読んでくれている人にはやってみてほしい工程です!
もっとも、現段階では「なぜ推測が学習に有益な効果をもたらすのか」という理由はまだよくわかってないらしいのですが、私がよく読んでいる論文サイトでは、推測を行うと脳内ネットワークが刺激され、それに関連した知識や情報を引き出しやすくなるから?ぐらいに考えているそうです。
というわけで、何か新しいことを学ぶ時には「答えはわからないけど、今まで習った知識だけでとりあえず推測してみる!」というステップを挟んでみるのが良いと思います♪
「考えることで学力が養われるぞ!」とよく生徒さんたちに声かけをしているので継続しようと思えました✨✨