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何が何でも

2024.03.11 | 教室からのお知らせ

何が何でも

何が何でも
英才個別学院戸部校のブログをご覧の皆様、こんにちは。

こちらでは、横浜の戸部・平沼エリアの生徒さんを指導しています。

私、戸部校の教室長の山口から、
先日目標設定の大切さのお話をさせていただきましたが、
何が何でも、というレベルに設定した子の話をさせていただければと思います。

当時私が教えていたのがF君というすこしヤンチャな男の子。
点数も40点そこそこでした。

しかしある時、「先生、俺〇〇高校に行きたい!」
と突然言い出しました。

じゃあこれだけやらないと、と、
やるべきことを提示しました。

F君は今まで勉強をあまりしてこなかったため、
自分ができないのが悔しくて教室を飛び出そうとしたりしました。

すぐに捕まえて、話を聞くと、
「何にもできないんだからやっても仕方がない!」と涙を浮かべながら言います。

何のために今苦しんでいるんだ?というと、

「〇〇高校に入るためだろ!」

じゃぁ、そのためには何をする?

「まずは基礎を固めて計算の苦手を無くして応用まで行くんだろ!」

じゃぁ、今何するんだ?

「勉強する!」

と席に戻っていきました。

気持ちは痛いほどわかります。
もっと早くやっていればよかった、という後悔がありました。


ある日、F君がボソッと言いました。

「俺、本当に〇〇高にいけるのかな?」

このままじゃ無理じゃない?やることやらないと。

「なんだよ、行けるとか励ますとかないのかよ!」

毎日がこうして過ぎていきました。

そんなある日、私が小学生を教えているときに、
F君が突然現れ授業に割って入って来ました。

当然私に怒られ、端っこでシュンとしていました。

授業後、声をかけると、

「みろよ、これ」

渡された紙には80点の点数が書かれたテストが。

嬉しくて、いの一番に報告に来てくれたようです。

そんな彼の奮闘を見て、先生たちも彼を認め、みんなで励まし、
熱をもって指導しました。

あいつならいける!と先生たちが確信を持った時、
入試の1週間前に、F君はインフルエンザになりました。

先生たちは膝から崩れ落ち、私はこの世に神も仏もないのかと
絶望をしました。

しかし2日後、
F君から電話があり、
「俺は絶対復活するからよろしく!」という言葉が。

入試2日前に復帰し、最後の詰めをみんなで寄ってたかって行い本番へ。

F君は入試が終わってから一切塾に来なくなりました。

私は心配で電話をしてみると、
あれだけみんながしてくれたのに、落ちていたら合わせる顔がない、
怖くて仕方がない、と家に引きこもっていました。

いいからおいで、というも
とうとう発表日まで彼に会うことはありませんでした。

そして発表当日、彼と同じ学校を受けた子から合格した、
という電話がありました。

しかし同じ学校を受けたはずのF君からの連絡はありません。

こちらから電話をすると、F君が出ました。

どうだった?

「言葉はいらねぇ」

何言ってんだよ、結果は?

「受かったよ!」

連絡を待っていた先生たちはみんな泣いていました。

これでFの人生は良くなっていく。
みんなで泣きました。

その後、志望校に進学したF君は毎日幸せそうでした。

届かないと思っていても、
何が何でも、という想いがあれば叶うんだ。
そう実感したお話でした。

皆さんも、何が何でも、という想いと、
それに伴う努力をして、目標を達成しましょう!


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