【小学生】英語の授業のご紹介
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2021.02.06 | 勉強の仕方
新室長の塩野です^^
前回の投稿に続き、続編をお届けします。
大学入学共通テスト・英語リーディングの解き方。
今回初めて導入された大学入学共通テストですが、
英語試験ではどういった能力が求められているのか、
を分析しつつ、実際に試験でどう解いていくのか、
を紐解いていきます。
【大問1・大問2】
場面:4つ
設問:15題
時間:15分
能力:Scannning、推察力、情報処理、
解説:
1題あたり1分で解いていく必要がありますが、
英文自体は難しくないので、実は30秒で答えはすぐ見つけられます。
そこで必要な能力が、Scanningです。
Scanning(スキャニング)とは、
文章を読まずに(理解せずに)「ざっと目を通す」ことで、
必要なキーワードを見つけること。
Skimming(スキミング)という言葉と混同しがちですが、
Skimmingは、「ざっと読む」ことで、
全体の内容を把握すること。
問題を使ってみていきます。
例)問1
①What was Julie's request?
「試験開始!」の合図とともに、一番最初に見る箇所が、その質問文です。
本来、内容を理解する必要がないので、
冒頭の設定には目を通す必要はありませんが、
問1の性質上、スマホの会話で宛先が分かりづらいので、
主語を確認するために冒頭の設定を読みます。
②Your dormitory roommate Julie has sent a text message to your mobile phone with a request.
「Julie→あなた」
③requestの意味は要求なので、Scanningを使って見つけるべきキーワードは、
おそらく、
・I have a requestなど(requestを使った単刀直入型)
・want, need, would like toなど(単語言い換え型)
・could you?, will you?など(依頼文)
と事前に瞬時に推測する。←問題演習を積み重ねる中で自然と身に付いていきます。
④本文をScanningすると、下記が見つかる。
・Can you bring my USB to the library?
⑤相手に依頼をしている内容であると断定出来るので、
正解は選択肢1。
選1:To bring her USB memory stick
しっかり読んで内容を理解したのは、赤字の3行のみ。
その3行で使われる英文法は中学生で習う簡単なもの。
本文の中身をほぼスルーしても正解を導き出せます。
むしろ、Scanningを使い中身をほぼスルーしていかないと、
時間が足りなくなるという事です。
いかなる英語のテストでも同様です。
都立高校の入試でも、海外留学を目指すためのTOEFLやIELTSテストでも
いかに読まないかが勝負の分かれ目なのです。
次回は、推察力について説明していきます。
お楽しみに!