教室長の細井です。高校生に対しては、どのような指導されていますか?
最近の学習相談で聞かれた質問です。
中学生に対しては、多くが『高校受験』という大きな目標があるかと思います。
高校生に関しても、もちろん『大学受験』という目標を持った生徒もいます。
ただ、昨今の高校進学率と大学進学率を比べてみます。
高校進学率は95%~と、ほぼ変わらず全員が進学しています。
大学進学率は、30%⇒58%と、ほぼ2倍になっています。
それでも、高校進学率と比べると全員ではありません。
では、英才では高校生にどのような指導をしているのか?
生徒の目標や、将来の展望にもよりますが、基本は『大学進学』がベースです。
その方が、生徒の将来の選択肢を広げるからです。
ただ、頭ごなしに大学に行け!とは言いません。
その生徒ごとに思いや考え、夢はあるわけで、それを無碍にしたくないからです。
いかに、大学進学の方が良いのか、徹底的に調べあげて伝えています。
実際、過去にいた生徒に指導した内容です。
興味がある職種がありましたら、そちらだけ見てみて下さい。
先に見出しをつけておきます。
ケース①警察官
ケース②消防士
ケース③美容師
ケース④保育士
ケース⑤ブラックエプロン
ケース⑥ヒップホッパー
ケース①警察官
高卒・大卒から警察官になる方法の違い
各都道府県が実施する警察官採用試験には、大卒程度のⅠ類、短大卒程度のⅡ類、高卒程度のⅢ類といった区分が設けられています。
志望者は、それぞれの最終学歴に応じた区分の試験を受けることが一般的ですが、「程度」という言葉からもわかるように、受験するために学歴が必須というわけではありません。
高卒であってもⅠ類の試験を受けたり、反対に大卒がⅢ類を受けることも制度上は可能であり、高卒・大卒によって警察官になる方法に違いはないといえます。
ただ、筆記試験の難易度を考えれば、特段の事情がない限り、目指す区分に応じた学校に進むことが望ましいでしょう。
また、地方自治体によっては、各区分を受験するための学歴要件が設けられ、高卒・大卒で明確に受験者を分けているところもあります。
勤務を希望する地域が具体的に定まっているなら、各都道府県警察に一度確認したほうがよいでしょう。
なお、「キャリア」と呼ばれる警察庁勤務の警察官になるには、試験を受けるために大卒以上の学歴が必要であるため、高卒の場合そもそも受験資格がなく、大卒であることは必須条件です。
⇒『大卒の方が出世しやすいんだよ』
ケース②消防士
消防官になるためには、各自治体が実施する「消防官(消防士)採用試験」
に合格する必要があります。
この試験に合格した人を多少とした採用自体も、自治体ごとに行われます。
自治体により試験日程や試験内容などには違いがあるため、自分が受験したいと考える自治体の試験の情報については事前によく確認しておく必要があります。
たとえば、東京消防庁での採用試験は「Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」「専門系」の4つで行われており、それぞれ受験資格が異なります。
難易度としては、
「Ⅰ類は大学卒程度」
「Ⅱ類は短大卒程度」
「Ⅲ類は高校卒程度」
「専門系は法律、建築、電気、電子、通信、化学、物理、土木、機械などの専門知識を持っている人」が対象となります。
専門系以外では、とくに学校の学部・学科が問われることはありません。
なお、上記の区分はあくまでも「試験の難易度」を示すものであり、最終学歴が高卒であってもⅠ類を受験することも不可能ではありません。
ただし、区分ごとに年齢制限が設けられています。
消防士は学歴によって有利・不利という仕事ではありませんが、区分によって初任給、昇進・昇給のスピードや幅などに違いが出てくるため、まずは自分が消防士としてどの枠で働くのか、情報収集しながら目標を定めることが大切です。
消防士は人気があり、東京都消防官の採用倍率は、例年いずれの区分も高倍率となっています。
⇒『大卒の方が出世しやすいんだよ』
ケース③美容師
最近の若い人の間でも人気の美容師。
華やかな世界に進みたいと思う人も多いかと思います。
ただ、気を付けなければいけないのは、労働環境です。
離職の状況: 美容師の約4割が「3年未満」で離職し、1年以内の離職も10.0%にのぼると言われています。
離職の理由: 長時間の練習・労働、人間関係の悩み、給与水準、肉体的な負担などが挙げられます。
美容師の平均勤続年数は5~7年ほどと言われています。
では、その後の人生はどうなっているのでしょうか?
大きく分けると2パターンです。
1.他業種へ転職
エステティシャンやネイリストなど、美容系の業種へ移るパターンです。
また美容師免許を活かしてアイリストやメイクアップアーティストなどもあります。
新たに資格取得の勉強を必要とするケースがほとんどです。
2.独立開業
自身で美容院を開き、オーナーとして経営していくパターンです。
髪を切って生きていくと決めた決意の表れですね。
またフリーランスとして業務委託美容師になるパターンです。
高校生までのうちに、美容師と決めたのであれば相当の決意かと思います。
もしくは、あまり考えていない・分かっていないか…。
2独立開業も視野にいれるのであれば、経営についての知識も必要となります。
他の資格を取るにせよ独立するにせよ、美容師として働きながら勉強する必要があります。
であれば、先に大学で経営学を学んだ方が良いと思います。
大学で他にやりたい事が見つかるかもしれません。
それでも美容師として生きていきたいのであれば、大学を出た後に専門学校に行く方が得策かと思います。
⇒『だったら先に大学で経営学を学んでおいた方が良いよね』
ケース④保育士
保育士になりたいという生徒の多くは、《幼稚園教諭》との違いを知りません。
『え、違うの?』という感想も多いです。
違いをまとめてみました。
近年は保育園でも幼児教育を行うなど、保育園と幼稚園を一体化する動きがあり、両者の違いは狭まってきています。
それが認定こども園です。
保育士と幼稚園教諭かで迷っている方は、「保育教諭」になるのはいかがでしょう。
保育教諭は、保育園と幼稚園の機能を併せ持つ「認定こども園」の職員。
認定こども園の保育教諭なら、保育士と幼稚園教諭、両方の仕事内容や雰囲気を知ることができます。
認定こども園については、後ほど詳しくふれますが、保育士か幼稚園教諭かで迷っている方は、選択肢の一つとして視野に入れてもいいですね。
⇒『どっちの資格も取れる大学の方が良いよね』
ケース⑤ブラックエプロン
《ブラックエプロン》という言葉をご存じでしょうか?
実際にいた生徒の『夢』でした。
ブラックエプロンとは、スターバックスコーヒーで働く人が憧れる、いわば最上位の称号です。
ブラックエプロンへの道は3STEP!
①バリスタ認定試験
②SCM(ストアコーヒーマスター)認定試験に合格する
③ブラックエプロン認定試験に合格する
①バリスタ認定試験⇒筆記と実技
実技…レシピ通りにドリンクを作れるか
筆記…ドリンクの各サイズごとのレシピ、スタバの商品知識、理念など
バリスタ認定試験⇒コーヒーを作る技術が問われる
②SCM認定試験⇒知識・コミュニケーション・姿勢態度
知識面
コーヒー豆の商品知識を充分に有し、家庭で美味しくコーヒーを楽しむアドバイスができる。
フードペアリングのおすすめができる。
業界一般で販売されているコーヒー豆とお客様のニーズが理解できる。
コミュニケーション面
シンプリーサービスを理解し、「接する、発見する、対応する」の各ステップを正しく実践できる。
スタバの商品の特徴をデモ、サンプリング、テイスティングパーティーなどを通じて伝えることができる。
1対1のコミュニケーションが、必要に応じてできる。
基本的に店内が、活動範囲のコミュニケーションとなる。
姿勢・態度
ミッション宣言を理解し、店舗にて実践している。
身だしなみ・ドレスコードが守られ清潔感がある。
礼儀正しく、正しい言葉遣いができる
SCMになるには、自分の所属しているお店でコーヒー豆やそれに関連する商品をどうやって売っていくか、どう啓蒙していくかを考えて行動できるようにならなければなりません。
SCM認定試験⇒店舗に利益を与えられるかが問われる
③ブラックエプロン認定試験
店舗だけでなく、その地区でどうやってコーヒー啓蒙をしていくか
コーヒーリソースマニュアルの知識インプット
プロモーションコーヒーの特徴をインプット
一般的なコーヒー教養をインプット
スタバから必要とされる人材って??
~スターバックスジャパン新卒採用要項~(抜粋)
<募集学部・学科>
4年制大学、大学院、短期大学、専門学校の全学部・全学科
⇒高卒だと、例えバイトをしていてもなれない!
<業務内容>
入社後、店舗にてマネジメント業務とリーダーシップ発揮の経験を積んでいただきます。お客様や地域コミュニティとのつながりを育みながら、“スターバックス体験(感動経験)”を創造し、パートナーと店舗を共に成長させる私たちのビジネスの本質を体得します。
⇒スタバを広められる人材!
物事を広める=マーケティング!!
⇒『バイトしながら大学でマーケティングを学んだ方が良いよね』
ケース⑥ヒップホッパー
これも実際にいました。
そして今、その生徒は大学に通いながら講師として働いています!
ヒップホッパー含めて、アーティストを取り巻く環境はどうなっているのでしょうか。
1.レコード会社
レコード会社は、主にCDやDVDなどの音楽媒体を制作・販売する組織です。
2.レーベル
アーティストが所属し、主に楽曲の企画や制作活動を行う組織
3.音楽出版会社
楽曲自体(著作権等の各種権利)を管理する組織
4.著作権管理事業者
音楽出版会社から楽曲を預かりm楽曲利用者から利用料を徴収する組織
5.プロダクション
アーティストのマネジメント(スケジュール管理やグッズ販売等)を行う組織
など、多くの組織が関わってきます。
見て頂いて分かるように、歌えれば良いというわけではなさそうです。
特に、レーベル所属はマストで、中には独立して起業する人も。
経営学を学んでおくと稼げる=音楽活動に使える資金を増やる事が出来ます。
更に経営学部だと、知的財産権・特許などについても学ぶ事が出来ます。
⇒『大学で経営学や商学を学んでおくと良いよね』
他にも多くの生徒の夢を聞いてきました。
その都度、自分も本気で調べてその生徒がどうすれば明るい将来を送れるか。
考えれば考えるほど、調べれば調べるほど
大学進学が必要な世の中
だと感じます。
一昔前は『やりたい事を学ぶ場所』でした。
ただ、現在では『やりたい事を探す場所』になりつつあります。
職業の種類が圧倒的に増えた事もありますし、グローバル化によって海外が身近になりました。
中高生には未来があります。
その未来を明るくするために、本気で叶えて欲しいと考えています。
あなたの描く未来を是非教えてください。