子供の成長にあわせて
色んな工夫や想いをめぐらせていると思います。
私達は、そんな子供達と親御さん方の
力になりたいと考えています。
今後、当ブログでは
そのために私が
普段大切にしていることを
小分けにしつつ、発信していきます!
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“モチベーション”
受験勉強のみならず、
スポーツの世界などでも
常に重要視されているこの言葉。
生み出すことも難しいですが、
持続させることはより難易度があがりますよね。
みなさんは、
“モチベーション3.0”
という考え方をご存じでしょうか。
モチベーションと一言とっても、
その中身はより詳細に、
そして段階を経て人間には表れる。
そういった考え方の一つです。
◆ モチベーション3.0とは
ここでいうモチベーションは
「内発的動機付け」
と言われるものを指します。
つまり、
周りからの影響により生まれるやる気、
「お小遣いが上がるから
勉強を頑張る!」
「欲しい服を買ってもらえるから
勉強を頑張る!」
「宿題しないと怒られるから
頑張る・・・。」
こういったものではなく、
「勉強が好きだから、
点数を取るために頑張る!」
「自分の目標の達成に向けて頑張る!」
「もっといい点数を取りたいから頑張る!」
このような
動機付けにより生まれるやる気を指します。
これは、
自分の感情や考え方から生まれる
自律的なモチベーションであると言う事です。
これらに共通する考え方は、
①自律的
②成長実感
③目的意識
この3つの要素が
バランスよく組み込まれている
という点にあります。
◆ モチベーションの段階とは
モチベーションが形成されるにも
段階が存在します。
<モチベーション1.0>
「お腹がすいたからご飯を食べたい」
このような
生理的な欲求からくるような
モチベーションを生理的動機付けと言います。
<モチベーション2.0>
「お小遣いアップのために頑張ろう」
これは、
いわゆる飴と鞭作戦ですね。
内的要因(内的動機づけ)とは対の
外的要因(外的動機づけ)になります。
今までの日本は、
学校・会社でも
「〇〇しないと先生・上司に怒られる」などの
外発的動機付けによるモチベーション管理が
一般的でしたが、
絶えずインセンティブを与え続ける事が困難な点や、
自分で考える力が損なわれる可能性があるなど
様々な側面で持続させることが難しい
と近年では言われるようになってきました。
ゆえに、
常に自発的にモチベーションを
生み出し続けられるようになること
これが、
これからの世の中に求められていると言う事です。
◆モチベーション3.0
を生み出すには
まずは、
モチベーション1.0や
モチベーション2.0の
段階を満たすことが必要です。
ここが欠けているのに、
いきなり3.0が満たされることはありえません。
教育現場や家庭において、
与えるべき環境や、
目的などを共有することが
最低限必要であると言う事です。
その中で、
ひとりひとりにあった目的や目標を定めながら、
それを達成が出来るような環境を
整備していく事が非常に重要になります。
定期的な進路指導や、現状を分析し、
目標達成に向けた具体的なビジョンを
常に持ち続ける事が重要と言う事です。
そのうえで、適切な声掛けや、触れ合いを通して
すこしずつ内発的な動機付けが形成されていきます。