はい!
皆さんこんにちは! 英才個別学院の山本です。
思春期真っただ中!といったお子さんを多くお預かりしているので、「反抗期の対処法」について相談していただくことも多くあります。
そんな時にはいろいろな方法論をお話しするのですが、とどのつまり、『特効薬はない』というのが本当のところなのではないでしょうか。こうすればうまくいく、なんていう方法があったら楽なのですが・・・(身もふたもない話ですけど・・・)
実際、お子さんも親御さんも千差万別。状況も性格もバイオリズムも全然違います。反抗のレベルも「口答えが多い」くらいのことから、暴力を振られるとか「口撃」される、といったものまで、種類もレベルも様々です。
だから、自分と子どもの関係性をじっくり見ながら個別具体的に考えて行くしかありません。
そんな中、どなたにでも当てはまりやすいことも見えてきました。そんな話をお伝えできればと思います。
多くの場合、「お子さんをどうにかする方法はない」というのが答えです。
変わるべきは自分自身。親御さん自身です。というよりも、自分以外の相手の態度や性格を変えさせるというのは容易なことではありません。
ですが、自分自身の「感じ方」「捉え方」は自分で変えることができます。
お子さんの態度や言動に「イラっ」と来た時にどうしたら良いのでしょうか?
まず、ここで大事なのは親御さんが自分自身を大切にすること、です。
以前、とあるお母さんから相談いただいた時のことです。
「旦那は私の苦労を全然わかってくれない」と不満ぷんぷんでした。
「子育てのことは全部私任せ」とも。
お母さんはとても忙しく家事をしたりパートをしたり。家族のだれもわかってくれません。この「誰もわかってくれない」という感じ方がとてもストレスになるのだと思います。
こうしたお母さんの、いわばイライラの種がある状態でお子さんの反抗的行動に出会うと「気分の衝突」が起こります。
もちろん反抗期特有のトゲがお母さんのイライラを増幅させます。
とすれば、どうでしょう。家族でいろいろなことについて話し合う環境が足りていないのかもしれません。
お父さんとお母さんの中でお互いを尊敬したり感謝しあったり、そういう行動が足りていないことで心の余裕がなくなってしまうこともあるかもしれません。
イライラをためないように「ストレス解消法」みたいなものに逃げても問題は解決しません。
自分を否定せず、認めてくれる誰かと話をしながら気持ちのバランスを取れる環境を作ることが大事なのかもしれませんね。
できれば夫婦円満でお互いに反抗期の我が子とどう付き合うのが良いかアイディアを出し合う関係でいられるように努力するのが良いかもしれません。
ところで本題の反抗期の我が子とどう付き合うかについては、『話を真剣に聞く』というのが応用性の高い方法だと思います。
真剣に話を聞いてもらえるとそれだけで「承認された」という感覚が得られます。誰もが個人として尊重されたいのです。
しかし、私も普段生徒たちと話をしていて「聞き流してしまう瞬間」というのがあります。
他の事に気が行っていたりすると①体が相手の方を向いていない、②おざなりな相槌をする、という状態で話を聞いてしまうことがあるのです。
これは「承認」の真逆。
親子間だとこの光景は随所に見られます。子どもたちは自分のことを真剣に話しているのに、それを聞いてもらえないと「この人には話しても無駄」と簡単に判定されてしまいます。まぁ、子どもたちはこちらの予定などお構いなしのタイミングで声をかけてきて勝手に話し始めるので大変ですが(笑)
しかし、お子さんを体の正面で捉えて目を見ながら真剣に聞いてあげるとお子さんの方が「あれ?私のことを真剣に聞いてくれる」と感じます。
これを続けていくことで本音の部分を聞ける可能性が増えてくるのです。
思春期の子どもはもう大人、一人の人間として扱われることを欲しています。
こうしたことの積み重ねはあとあと聞いてくることが多いようです。
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