2025.02.18 |
隙間を空けると成績UP? 高校の勉強法とは
「もうちょっと、隙間をたくさん空けてノートを取った方がいいね。」
私は担当している生徒に声を掛けました。その生徒は、第一志望に合格し、高校の授業内容を予習している中学三年生のUさんです。数学Ⅰの因数分解の授業をしている時のことでした。
「びっしり書くと、達成感があるというか、なんか良くないですか?」と彼女は言います。たしかに、彼女のノートはきれいに整えられ、余白なくびっしりと書かれています。
「高校に入ると『教科書傍用問題集』っていうのが渡されるんだけどね。これは、中学の課題になっているワークとはちょっと違うんだよ。」
私は、中学のワークと高校の問題集の違いについて説明することにしました。
中学では、教科書の内容をしっかり練習するための問題集が課題として配布されます。これは、教科書の問題を繰り返し解くことが目的で、一部には入試レベルの問題も含まれますが、基本的には教科書の内容を理解していれば解ける問題ばかりです。
しかし、高校の問題集は少し違います。高校では、教科書の問題だけでは大学受験に必要な力が身につかないため、問題集を使って問題のバリエーションを増やしていきます。そのため、教科書よりも難易度が高い問題が多く含まれています。
「だからね、高校の問題集は、学校の授業をしっかり聞いていても、解けない問題が多いんだ。解けない問題だからこそ、最初は自分で無理に解こうとせずに、まず解答をノートに書き写して解き方を学ぶの。」
「解かなくていいんですか?」と、驚いた表情を浮かべる彼女。
「うん、最初は解かなくていい。まずは解答を見て、解き方を理解することが大切なんだ。でもね、解答を見てもよくわからない問題というのも出てくる。」
高校の問題集には詳しい解答が載っていますが、すべての途中計算が書かれているわけではありません。そのため、解答を見ても「あれ? なんでこの式がいきなりこうなるの?」「どうしてこの式変形をするの?」と疑問に思うことがよくあります。そうした部分は、学校の先生や塾の先生に質問して解決することが大切です。
「そのときに、先生に聞いた内容をノートの隙間に書き込むの。だから、最初から余白を多めに取っておくといいんだよ。」
「なるほど、そういうことなんですね。」彼女は納得した様子でうなずきます。
「こうして作ったノートは、定期テストはもちろん、大学受験にも役立つ大切なものになるんだ。」
「本当にそんなに役立つんですか?」
私の話はもう少し続きます