■はじめに
英才個別学院中野島校 室長の山本です。
お子さまの勉強や学習に役立つ情報をお届けする、エイサイ通信の転載です。
今回は、英単語の覚え方に関しての内容です。
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■今週のテーマ
英単語が覚えられる魔法のステップ(1)
前回は漢字の覚え方について一例をご紹介しました。
今回は英単語の覚え方についてお話しします。
学習指導要領が変わり小学生も低学年から英語に触れる機会が多くなります。
中学生と高校生は言うまでもなく英単語の暗記は英語のテストの点数や模試の結果をあげる上で重要になってきます。
お子さまは英単語を覚える時にどのように覚えていらっしゃいますか?
とにかく書いて覚える、見て覚えるなど、やり方は様々だと思います。
しかし、中々覚えられなかったりただ書いただけ、見ただけになりがちなお子さんが多いのも事実です。
英単語において「反復すること」が大事です。
しかし、ここでよくある間違いが同じ単語を繰り返し書き続ける(言い続ける)という方法です。
たとえば、あと10日で100個の単語を覚えなきゃいけないYくん。毎日10個ずつ10日間で完成する計画を立てました。
10日後の単語テストでの結果は・・・、60点。
勉強することが目的になっていて、結果にこだわらなかったのが原因です。
しかし、お子様たちはこうした学習法を「やりがち」です。
上の例だと1日目の単語を再度練習することなくテストを迎えています。
覚えていられるかどうかはもはや運です。
時間がたてば「忘れてしまう」ということを前提に勉強することが大事なのです。
ではどうすればいいか。
実は毎日100個テストするのが正解です。「きつそー。むりー」と言っていたYくんですが、実際にやってみると毎日正答率があるのが楽しかったということでした。テストの結果は・・・100点!。「もっと早く教えてほしかった~~」と言われました(笑)
有名なエビングハウスの忘却曲線という考え方があります。
① エビングハウスの忘却曲線として有名な実験では、人は「24時間で覚えたことの約70%」を忘れてしまうということがわかりました。
だからこそ、忘れることを念頭に勉強する必要があります。
cf.エビングハウス 「記憶 実験心理学への貢献」
②エビングハウスの実験を基にウォータールー大学が行った実験では、
1日後に10分間復習を行ったところ、記憶が100%に戻ったのです。
それ以降は、短い時間、5分、2.3分でも100%に戻るようになったということ。
cf.https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting
この二つの実験から、
英単語100個を覚えるには、100個を毎日やる方がいいということが分かります。
忘れる前に反復することが重要です。1回、100%記憶するよりも、
5回50%記憶した方が記憶量は多いのです。
100個一気に覚えるなんて無理だ―と思っても、毎日続けてみると不思議と出来るようになります。
大学受験生の最近の有力な単語を覚える方法は、
単語帳を100個や200個ずつを短期間で「周回」する方法です。
合う合わないはあるかもしれませんが、だまされたと思って継続してみてください。
きっと自然と単語が入っていくはずです。不思議と。
筆者も不思議と入ってきて驚いた経験があります。
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■おわりに
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今回は理論的なお話になってしまいましたが、いかがでしたか?
忘却曲線のお話は、英単語に限らず他の科目の勉強にも応用できます。
次回は、具体的に英単語の覚え方について、実践的な一例をご紹介致します。
次回も是非ご覧下さい!
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英才個別学院 中野島校
室長 山本 恭之
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